finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

金融庁に新設された「資産運用改革室」。従来の「資産運用高度化室」と何が違う? プログレスレポートは廃止の可能性も

川辺 和将
川辺 和将
金融ジャーナリスト
2023.07.18
会員限定
金融庁に新設された「資産運用改革室」。従来の「資産運用高度化室」と何が違う? プログレスレポートは廃止の可能性も

金融庁の7月の組織改編で、企画市場局内に「資産運用改革室」が新設されました。従来は総合政策局の「資産運用高度化室」が、アクティブ型運用の投資効率や仕組債に関する問題提起などで注目を集めた「資産運用業高度化プログレスレポート」の作成を担ってきました。「高度化室」と新たな「資産運用改革室」の違いはどこにあり、プログレスレポートは今後どうなっていくのでしょうか。関係者への取材を基に、金融庁新体制における新部署の位置づけを分析します。(金融ジャーナリスト・川辺和将)

スタッフ数は「高度化室」より拡充

このほど新設された資産運用改革室のメンバーは10人ほどで、市場企画室と兼務しています。専属かどうかを度外視して人数だけを単純に比べれば、数人程度だった資産運用高度化室の倍以上に拡充されたことになります。

改革室の室長に就任した今泉宣親氏はこれまで、監督局銀行第二課の地域金融生産性向上支援室長(兼総務課地域金融支援室長)として地銀改革などに携わってきました。かつては現行NISA制度の立ち上げにも関わり、勘定系システムを含む金融機関のインフラ面にも造詣が深く、「オールマイティで、庁内で一目置かれる存在」(金融庁関係者)と言われます。

スタッフ数は「高度化室」より拡充

このほど新設された資産運用改革室のメンバーは10人ほどで、市場企画室と兼務しています。専属かどうかを度外視して人数だけを単純に比べれば、数人程度だった資産運用高度化室の倍以上に拡充されたことになります。

改革室の室長に就任した今泉宣親氏はこれまで、監督局銀行第二課の地域金融生産性向上支援室長(兼総務課地域金融支援室長)として地銀改革などに携わってきました。かつては現行NISA制度の立ち上げにも関わり、勘定系システムを含む金融機関のインフラ面にも造詣が深く、「オールマイティで、庁内で一目置かれる存在」(金融庁関係者)と言われます。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
1

関連キーワード

  • #金融庁
  • #運用会社

おすすめの記事

【新NISA対象】ブラックロックから「iシェアーズ S&P500 トップ20 ETF」「iシェアーズ ゴールド ETF」が上場! 個人投資家にとっての魅力は…

Finasee編集部

広島銀行の売れ筋トップ10から「S&P500」が消える。人気を高めているファンドの特徴とは?

finasee Pro 編集部

「支店長! 業績を上げるためにFP資格は必要ですか」

森脇 ゆき

三菱UFJ銀行の売れ筋で「日経225」と「S&P500」の評価が急落、評価を高めたファンドは?

finasee Pro 編集部

【新連載】こたえてください森脇さん
①販売した商品が値下がり。お客様の反応が怖くてアフターフォローできない。

森脇 ゆき

5カ月ぶりに純資産残高が過去最高を更新したものの資金流入は低調、パフォーマンスは「国内半導体株」がトップ=25年6月投信概況

finasee Pro 編集部

著者情報

川辺 和将
かわべ かずまさ
金融ジャーナリスト
金融ジャーナリスト、「霞が関文学」評論家。毎日新聞社に入社後、長野支局で警察、経済、政治取材を、東京本社政治部で首相官邸番を担当。金融専門誌の当局取材担当を経て2022年1月に独立し、主に金融業界の「顧客本位」定着に向けた政策動向を追いつつ官民双方の取材を続けている。株式会社ブルーベル代表。東京大院(比較文学比較文化研究室)修了。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
「支店長! 業績を上げるためにFP資格は必要ですか」
三菱UFJ銀行の売れ筋で「日経225」と「S&P500」の評価が急落、評価を高めたファンドは?
新プログレスレポートの気になるポイント3選……資産運用立国「ポンチ絵」はどう変わったか?
【新連載】こたえてください森脇さん
①販売した商品が値下がり。お客様の反応が怖くてアフターフォローできない。
【連載】投信ビジネスのあしたはどっちだ
アフターフォローはなぜ定着しないのか
広島銀行の売れ筋トップ10から「S&P500」が消える。人気を高めているファンドの特徴とは?
【特別対談】本音で語る“顧客本位”の理想と現実 現場と行政の対話が照らす「これからの投信窓販」
① 「長期・積立・分散」だけが顧客本位なのか
5カ月ぶりに純資産残高が過去最高を更新したものの資金流入は低調、パフォーマンスは「国内半導体株」がトップ=25年6月投信概況
【特別対談】本音で語る“顧客本位”の理想と現実 現場と行政の対話が照らす「これからの投信窓販」
③ 金融行政に本部が過剰反応?対面金融機関の役割とは
大和証券の売れ筋トップ3でパフォーマンスが際立つファンドは? 
新プログレスレポートの気になるポイント3選……資産運用立国「ポンチ絵」はどう変わったか?
「支店長! 業績を上げるためにFP資格は必要ですか」
国内株式型ファンドで過去3番目に大きな設定額を記録、野村アセットが設定した新ファンドの特徴とは? =25年6月新規設定ファンド
5カ月ぶりに純資産残高が過去最高を更新したものの資金流入は低調、パフォーマンスは「国内半導体株」がトップ=25年6月投信概況
【新連載】こたえてください森脇さん
①販売した商品が値下がり。お客様の反応が怖くてアフターフォローできない。
個人投資家の力で日本企業を変える──
マネックス・アクティビスト・ファンド、設立5周年
松本大氏が魅力を語る
【特別対談】本音で語る“顧客本位”の理想と現実 現場と行政の対話が照らす「これからの投信窓販」
③ 金融行政に本部が過剰反応?対面金融機関の役割とは
【連載】投信ビジネスのあしたはどっちだ
アフターフォローはなぜ定着しないのか
三菱UFJ銀行の売れ筋で「日経225」と「S&P500」の評価が急落、評価を高めたファンドは?
日本における「ターゲット・デート・ファンド」の成長余地
【特別対談】本音で語る“顧客本位”の理想と現実 現場と行政の対話が照らす「これからの投信窓販」
① 「長期・積立・分散」だけが顧客本位なのか
「支店長! 一般職に投信のセールスをしろとおっしゃいますが、日常業務が忙しくてとても無理です!」
【文月つむぎ】伊藤豊氏が金融庁長官に就任へ 
知っておきたい新長官&3局長の横顔
【特別対談】本音で語る“顧客本位”の理想と現実 現場と行政の対話が照らす「これからの投信窓販」
③ 金融行政に本部が過剰反応?対面金融機関の役割とは
新プログレスレポートと金融庁幹部人事の背景を読む、キーワードは「官邸の弱体化」と「尻に火が付いた暗号資産対策」
【オフ座談会vol.6:かやば太郎×本石次郎×財研ナオコ】
新プログレスレポートの気になるポイント3選……資産運用立国「ポンチ絵」はどう変わったか?
【特別対談】本音で語る“顧客本位”の理想と現実 現場と行政の対話が照らす「これからの投信窓販」
② 投信窓販において収益性と顧客本位をどう両立させるか
松井証券の売れ筋にみる優れた世界厳選株式ファンドとは? ピクテと三菱UFJの「純金ファンド」の違いは?
【みさき透】金融庁はなぜ毎月分配型に「免罪符」を与える気になったのか
【連載】投信ビジネスのあしたはどっちだ
資産形成を達成した後…「次なる課題」
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2025 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら