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【投資信託 外国株式型】資金流入額・リターン・純資産残高ランキング トップ10ファンド(2022年10月)

Finasee編集部
Finasee編集部
2022.11.28
無料
【投資信託 外国株式型】資金流入額・リターン・純資産残高ランキング トップ10ファンド(2022年10月)

市場や業界の動向を踏まえ、投資信託評価会社などが毎月公表するデータについて、その概要やポイントを解説するシリーズ「Finaseeファンドウォッチ」。本記事では三菱アセット・ブレインズが毎月リリースする「投信マーケット概況」から、直近1カ月の外国株式型の資金流入額・リターンランキング・純資産残高トップ10のデータを参照し、2022年10月にどんなファンドが目立った動きを見せたのかを探っていきます。

10月の資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(776.54億円)

外国株式型ファンドの10月資金流入額1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。10月は776.54億円の資金流入となり、これは国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で最大だった。同ファンドは、つみたてNISAなどを利用して毎月購入している投資家も多く、11月以降も高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)  
基準価額  20,365円
信託報酬  0.0968%(年率・税込)
純資産残高  1兆6,449.03億円

<騰落率>
1カ月  9.8%
3カ月  5.9%
6カ月  8.0%
1年    12.1%

※10月末時点

10月のリターン1位は「米国MLPファンド(毎月分配型)B(円ヘッジなし)」(47.24%)

外国株式型ファンドの10月リターン1位は、「米国MLPファンド(毎月分配型)B(円ヘッジなし)」だった。同ファンドは、米国の金融商品取引所に上場しているエネルギー関連事業等に投資するMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)を主要対象とする。10月のMLP市場は上昇し、同ファンドの10月リターンも+47.24%となった。MLPは共同投資事業形態の1つで、エネルギーインフラへの投資促進を目的として1980年代に米国で誕生した。通常、MLPは収益の多くを分配しており、インカムゲイン狙いの投資対象として魅力が高い。ただ、同ファンドの純資産残高は50億円未満で、償還リスクもあるので注意が必要だ。

■米国MLPファンド(毎月分配型)B(円ヘッジなし) 
基準価額 10,326円
信託報酬 1.855%(年率・税込)
純資産残高 43.4億円

<騰落率>
1カ月 47.24%
3カ月 54.35%
6カ月 65.08%
1年   108.89%

※10月末時点

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著者情報

Finasee編集部
ふぃなしーへんしゅうぶ
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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