最多得票獲得は「ひふみプラス」
日本株アクティブファンドの見方は変わったのか?
ここ数年は、米国株式や全世界株式に注目が集まり、日本株式への関心度が高かったとは言い難い。だが、足元では、株価の上昇やインフレの定着、海外投資家からの高評価なども相まって、状況が変化しているように見える。そこで今回は、プロが選ぶ「日本株アクティブファンド」について紹介していこう。
1位に選ばれたのは「ひふみプラス」。選出の理由としては、「長期的な運用実績があり、日本株のアクティブファンドとして最も信頼感がある」、「成長の期待できる会社を自分の足で探して投資先を決めているので期待できそう」、「会社の中身も見ながら投資先を決めているところが良い」といった、運用哲学や銘柄選定方法への共感も含めた回答が多く見られた。一方で、「藤野氏退任後の投資銘柄・実績に注目している」や「中小型株のターンが来たとき運用力に期待したい」など、プロ目線での冷静な期待の声も届いている。
2位の「ノムラ・ジャパン・オープン」は、「インデックスと比較しても運用が良い」「パフォーマンスの良い王道のアクティブファンド」という意見が最多だった。「どの期間でもインデックスを上回っているから、タイミングを考えなくていい」など、分散投資に適しているとの認識がうかがえる意見や、長年の取扱実績に伴う安心感を挙げる回答もあった。
3位に入ったのは、「情報エレクトロニクスファンド」。AI・半導体ブームを背景に、「ここ1年で3倍くらい上昇している」といったパフォーマンスを評価する声が集まった。「日本の半導体銘柄はまだまだ上昇の余地がある」「個別株よりは分散が効く」など、テーマ性と利便性のよさが評価されているようだ。
割安銘柄の選定が評価された「三菱UFJ 日本株アクティブ・ファンド(愛称:凄腕)」は4位にランクイン。「資産や利益水準に比べて株価が割安でありながら、今後の上昇が期待できる」「市場平均を上回る超過リターンを中長期的に目指せる点」などの意見が集まった。
同率4位に選ばれたのは、「One 高配当利回り厳選ジャパン」。「NISA 対象であることと、配当利回りの高さ」「配当の利回りの高さを長期で運用することによって複利運用の良さが出てくる」など、安定収益やNISA 制度との親和性を重視する意見が寄せられた。
日経平均株価が高水準で推移する今、日本株アクティブファンドへの注目度が上がっているのは事実だろう。今回のアンケートからは、個別のファンドに対する意見を通して、日本の投信市場に対する金融機関関係者の期待も感じられた。

