finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

ふくおかFGに半導体の追い風、傘下行で融資が急増 経済効果20兆円

若山 卓也
若山 卓也
金融ライター
2024.07.16
会員限定
ふくおかFGに半導体の追い風、傘下行で融資が急増 経済効果20兆円

新NISAのスタート、日経平均株価の史上最高値更新、日銀の国内マイナス金利政策の解除など、日本経済がさまざまな局面を迎えている昨今、Finasee編集部が厳選した「躍進する日本企業」を紹介していくシリーズ。今回は「ふくおかフィナンシャルグループ」について解説します。

6月15日、九州に半導体産業の製造園区(パーク)を設置する計画が台湾で浮上していると報道されました。ファウンドリ世界最大手のTSMCが熊本に進出して以来、九州全体で半導体産業の動きが加速しています(出所:時事通信 九州に半導体製造パーク構想 TSMC進出で浮上―台湾 2024年6月15日付)。

恩恵が期待される企業の一つがふくおかフィナンシャルグループです。ふくおかFGは九州で強い営業基盤を持っており、グループ銀行で半導体関連の融資が増えています。

【ふくおかFG傘下行の半導体関連取引先の融資残高(2024年3月)】
・福岡銀行:1282億円(+12.2%)
・熊本銀行:143億円(+36.8%)
・十八親和銀行:276億円(+2.3%)
・合計:1701億円(+12.1%)
※()は前年同月比

出所:ふくおかFG 決算説明会資料

今回は九州トップクラスの金融グループ、ふくおかFGに焦点を当ててみましょう。同社の概要と業績、また近年の半導体に対する取り組みを紹介します。

九州の巨大銀行グループ 総資産は地銀最大

ふくおかFGは5つの銀行を持つ金融グループです。地方銀行の福岡銀行と十八親和銀行(長崎)、第二地銀の熊本銀行と福岡中央銀行、またインターネット専業のみんなの銀行を傘下に持っています。福岡銀行と十八親和銀行は、経常収益(売上高に相当)の10%超を占める特定子会社です(出所:ふくおかFG 有価証券報告書)。

ふくおかFGが所有する銀行は地方銀行グループで最多です。早くから再編に取り組み、熊本や長崎の銀行を取得してきました。総資産は32兆円に達しており、これも地方銀行グループで最大です。

【地方銀行の持ち株会社の連結総資産上位5社(2024年3月)】

          連結総資産   グループ銀行
 ふくおかFG 32兆6497億円  福岡銀行、十八親和銀行、熊本銀行、
 福岡中央銀行、みんなの銀行
 コンコルディアFG 24兆3817億円  横浜銀行、東日本銀行、神奈川銀行
 めぶきFG 21兆7861億円  足利銀行、常陽銀行
 ほくほくFG 16兆3829億円  北海道銀行、北陸銀行
 しずおかFG 16兆1416億円  静岡銀行

出所:全国地方銀行協会 地方銀行の決算

 

6月15日、九州に半導体産業の製造園区(パーク)を設置する計画が台湾で浮上していると報道されました。ファウンドリ世界最大手のTSMCが熊本に進出して以来、九州全体で半導体産業の動きが加速しています(出所:時事通信 九州に半導体製造パーク構想 TSMC進出で浮上―台湾 2024年6月15日付)。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
次のページ 純利益が倍増 要因は?
1 2 3

関連キーワード

  • #地域金融機関

おすすめの記事

三井住友銀行で「円資産ファンド」の評価高まる、下落過程での「225」押し目買いは4月上旬で成果

finasee Pro 編集部

「支店長は投信販売の経験がありませんよね? 契約を取れと簡単に言わないでください!」

森脇 ゆき

パフォーマンスは株式関連ファンドが大幅マイナス、原油高騰で「シェールガス」関連が希少なプラス=2026年3月ファンド収益率上位

finasee Pro 編集部

米国経済 Deep Insight 第16回
ウォーシュFRB議長で何が変わるか――バランスシート縮小は当面困難

窪谷 浩

金融経済教育が定着しない本当の理由――後回しにされないための「行動に繋がる接触設計」を考える

文月つむぎ

著者情報

若山 卓也
わかやま たくや
金融ライター
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
「支店長は投信販売の経験がありませんよね? 契約を取れと簡単に言わないでください!」
「支店長! お客さまから商品選びを丸投げされてしまいます!」
こどもNISAと「NISA貧乏」――「投資枠」ではなく「初動率」をいかに上げるか
楽天証券の売れ筋が不変、株価大幅下落を受けても株式インデックスファンドが上位から動かず
騒動中の就活の末――損保ジャパン社長が396人の新入社員に語ったこと
三井住友銀行で「円資産ファンド」の評価高まる、下落過程での「225」押し目買いは4月上旬で成果
高市政権が掲げる日本経済再生のマクロ戦略の内実とは? 高市政権ブレーンの会田卓司氏が解説
わずか2カ月強で協定締結を実現!
常陽銀行が始めた「5金融機関と教育委員会」との金融教育
国内株ファンドの資金流入額が急拡大、イラン紛争での下落局面を「押し目買い好機」とみたか? =資金流入額上位20ファンド
ゆうちょ銀・郵便局の売れ筋トップに新設の単位型ファンド、バランス型人気も続く
「支店長は投信販売の経験がありませんよね? 契約を取れと簡単に言わないでください!」
野村證券の人気は国内株ファンドにシフトが鮮明、「米国株」アクティブファンドはトップ10から消える
国内株ファンドの資金流入額が急拡大、イラン紛争での下落局面を「押し目買い好機」とみたか? =資金流入額上位20ファンド
騒動中の就活の末――損保ジャパン社長が396人の新入社員に語ったこと
こどもNISAと「NISA貧乏」――「投資枠」ではなく「初動率」をいかに上げるか
株安局面で「国内株式」に前月比3倍の資金流入、純資産総額は11カ月ぶりの減少=26年3月投信概況
金融経済教育が定着しない本当の理由――後回しにされないための「行動に繋がる接触設計」を考える
パフォーマンスは株式関連ファンドが大幅マイナス、原油高騰で「シェールガス」関連が希少なプラス=2026年3月ファンド収益率上位
三井住友銀行で「円資産ファンド」の評価高まる、下落過程での「225」押し目買いは4月上旬で成果
【みさき透】ファイナンシャル・ウェルビーイング企業の支援で運用立国の高度化を、今夏の「新金融戦略」に向け議連で検討も
騒動中の就活の末――損保ジャパン社長が396人の新入社員に語ったこと
こどもNISAと「NISA貧乏」――「投資枠」ではなく「初動率」をいかに上げるか
「支店長は投信販売の経験がありませんよね? 契約を取れと簡単に言わないでください!」
広島銀行の売れ筋トップを独走する「ポラリス」と第2位を継続する「世界経済インデックスファンド」の魅力
事業会社から最も評価が高い運用会社はどこか?Extel社の調査結果に見る日本市場の「360度評価」
「支店長! お客さまから商品選びを丸投げされてしまいます!」
【みさき透】ファイナンシャル・ウェルビーイング企業の支援で運用立国の高度化を、今夏の「新金融戦略」に向け議連で検討も
SBI証券で売れ筋上位は変わらず、イラン紛争の長期化懸念でアクティブファンドにも出番
長期金利の急上昇が話題になった日本国債発行体である財務省国債企画課は市場をどう見ているのか【前編】
総合証券モデルの利点は残し、それ以上の価値を生む「合弁会社設立」から見えてくるグループの覚悟 case of 三井住友フィナンシャルグループ/ SMBC日興証券
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2026 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら