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官邸を訪れた海外機関投資家たちは日本に何を要求したか

川辺 和将
川辺 和将
金融ジャーナリスト
2023.10.24
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官邸を訪れた海外機関投資家たちは日本に何を要求したか

政府は10月6日、国内外の機関投資家を招いた「グローバル投資家とのラウンドテーブル」を首相官邸で開催しました。岸田文雄首相が日本市場への積極的な参入と投資を呼びかけると、参加した代表者らからは、日本の投資環境の改善に向けた制度整備に関し、いくつも提案が上がりました。金融庁幹部によると、この日の議論は年末までに政府が策定する「資産運用立国」に向けた新たな政策プランにも反映されます。

ブラックロックなど27機関が参加

今回のラウンドテーブルは、金融市場としての日本の魅力や政府の取り組みをアピールし、グローバル投資家に日本への投資を呼びかける目的で政府が主催。以下の顔ぶれの合計27機関(海外資産運用会社8機関、海外アセットオーナー13機関、国内勢6金融機関)が参加しました。

 

ラウンドテーブルの記念撮影に臨む首相(前列中央)、ブラックロックのラリー・フィンクCEO(同右から2番目)ら(出所:首相官邸ホームページ)

<海外資産運用会社>

ブラックロック(米)、ブラックストーン(米)、ブルックフィールド(カナダ)、マッコーリー(オーストラリア)、KKR(米)、グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(米)、ジェネラル・アトランティック(米)、ティケオー・キャピタル(仏)

<海外アセットオーナー>

シンガポール政府投資公社(GIC)、クウェート投資庁、ゼネラリ(イタリアの保険会社)、香港金融管理局、パブリック・インベストメント・ファンド(サウジの政府系投資機関)、カタール投資庁、ムバダラ(UAEの政府系投資機関)、テマセク(シンガポールの政府系投資機関)、韓国投資公社、フューチャー・ファンド(オーストラリアの政府系投資機関)、カリフォルニア大学理事会、国連合同職員年金基金、NEST(英国の年金基金)

<国内勢>

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、三井住友トラスト・ホールディングス、三菱UFJフィナンシャルグループ、日本生命、第一生命、三井住友銀行

参加した各機関が投資・保有する資産額は合計で3300兆円に上るということです。

日本政府側からは岸田首相の他、村井英樹副長官、鈴木俊一金融担当大臣、神田潤一政務官も出席しました。

ブラックロックなど27機関が参加

今回のラウンドテーブルは、金融市場としての日本の魅力や政府の取り組みをアピールし、グローバル投資家に日本への投資を呼びかける目的で政府が主催。以下の顔ぶれの合計27機関(海外資産運用会社8機関、海外アセットオーナー13機関、国内勢6金融機関)が参加しました。

 

ラウンドテーブルの記念撮影に臨む首相(前列中央)、ブラックロックのラリー・フィンクCEO(同右から2番目)ら(出所:首相官邸ホームページ)

<海外資産運用会社>

ブラックロック(米)、ブラックストーン(米)、ブルックフィールド(カナダ)、マッコーリー(オーストラリア)、KKR(米)、グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(米)、ジェネラル・アトランティック(米)、ティケオー・キャピタル(仏)

<海外アセットオーナー>

シンガポール政府投資公社(GIC)、クウェート投資庁、ゼネラリ(イタリアの保険会社)、香港金融管理局、パブリック・インベストメント・ファンド(サウジの政府系投資機関)、カタール投資庁、ムバダラ(UAEの政府系投資機関)、テマセク(シンガポールの政府系投資機関)、韓国投資公社、フューチャー・ファンド(オーストラリアの政府系投資機関)、カリフォルニア大学理事会、国連合同職員年金基金、NEST(英国の年金基金)

<国内勢>

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)、三井住友トラスト・ホールディングス、三菱UFJフィナンシャルグループ、日本生命、第一生命、三井住友銀行

参加した各機関が投資・保有する資産額は合計で3300兆円に上るということです。

日本政府側からは岸田首相の他、村井英樹副長官、鈴木俊一金融担当大臣、神田潤一政務官も出席しました。

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川辺 和将
かわべ かずまさ
金融ジャーナリスト
金融ジャーナリスト、「霞が関文学」評論家。毎日新聞社に入社後、長野支局で警察、経済、政治取材を、東京本社政治部で首相官邸番を担当。金融専門誌の当局取材担当を経て2022年1月に独立し、主に金融業界の「顧客本位」定着に向けた政策動向を追いつつ官民双方の取材を続けている。株式会社ブルーベル代表。東京大院(比較文学比較文化研究室)修了。
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