金融庁・栗田新体制を読む 「顧客本位」の存在感が弱まる?
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7月4日に金融庁の新体制が発足し、前総合政策局長の栗田照久氏が長官に就任しました。監督、モニタリング分野での勤務歴が長い栗田氏がトップに就いた今回の人事は、金融ビジネスの健全な発展に向けて当局が掲げてきた「顧客本位の業務運営」の位置づけを微妙に変化させていく方向性を示唆します。(金融ジャーナリスト 川辺和将)
7月4日に金融庁の新体制が発足し、前総合政策局長の栗田照久氏が長官に就任しました。監督、モニタリング分野での勤務歴が長い栗田氏がトップに就いた今回の人事は、金融ビジネスの健全な発展に向けて当局が掲げてきた「顧客本位の業務運営」の位置づけを微妙に変化させていく方向性を示唆します。(金融ジャーナリスト 川辺和将)