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エヌビディア特需? 半導体関連が首位に 投資信託最新ランキング

Finasee編集部
Finasee編集部
2023.06.29
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外国株式型では「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」に資金が集まる

 

5月は「インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」に約662億円の資金流入があった。これは、外国株式型ファンドだけでなく、国内公募株式投資信託(ETF除く)の中でも1位である。

同ファンドは、株式投資の王道である「成長+配当+割安」を追求して世界のベスト銘柄を厳選。毎月決算型で20年以上の実績を持つ、唯一の世界株式ファンドである。5月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.3iグループ(イギリス)                6.3%
2.ブロードコム(アメリカ)            5.2%
3.マイクロソフト(アメリカ)        4.7%
4.ベラリア(フランス)                  4.2%
5.アメリカン・タワー(アメリカ) 4.1%

5月末時点における1年騰落率は+18.21%と高く、6月以降も高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。

■インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
基準価額 8716円
信託報酬   1.903%(年率・税込)
純資産残高 5251.17億円

<騰落率>
1カ月 4.37%
3カ月 5.10%
6カ月 12.68%
1年     18.21%

※5月末時点

外国株式型5月のリターン1位は「野村世界業種別投資(世界半導体株投資)」(29.25%)

 

外国株式型の5月のリターン1位は「野村世界業種別投資(世界半導体株投資)」だった。同ファンドは、世界の半導体関連企業の株式に投資するアクティブファンドである。米国の半導体メーカーが、データセンター向け半導体の需要が旺盛なことなどから、5~7月期の売上高が市場予測を大幅に上回る見込みと発表したことを受け、半導体・半導体製造装置関連株が上昇した。特に、高性能なGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)搭載のデータ処理装置の市場が上昇。同ファンドの組入上位トップは、エヌビディア(24.2%)である。エヌビディアの株価は5月に400ドル台に乗せ、時価総額が1兆ドルを突破した。半導体関連企業で時価総額1兆ドルを突破したのは、エヌビディアが初めてである。6月20日時点の時価総額は約1兆820億ドルとなっており、米国株の時価総額ランキングで4位となっている。エヌビディアの株価は年初から約3倍になっているが、今後も株価の上昇が続くかどうかに注目している。

■野村世界業種別投資(世界半導体株投資)
基準価額 9万1150円
信託報酬  1.65%(年率・税込)
純資産残高 669.7億円

<騰落率>
1カ月  29.2%
3カ月  29.9%
6カ月  45.2%
1年     37.8%

※5月末時点

外国株式型5月の純資産残高1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(2兆1127.44億円)

 

外国株式型の5月の純資産残高1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。4月から信託報酬を0.0968%から0.09372%(年率・税込)に引き下げており、高水準の資金流入が続いている。6月以降も純資産残高1位の座をキープする可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 2万875円
信託報酬  0.09372%(年率・税込)
純資産残高 2兆1127.44億円

<騰落率>
1カ月  6.1%
3カ月  8.7%
6カ月  7.7%
1年     11.8%

※5月末時点

文/山下耕太郎

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「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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