金融庁は4月21日、「資産運用業高度化プログレスレポート2023」を公表しました。投資信託の運用や販売、管理システムに携わるビジネスのあり方について、顧客利益を追求する観点で当局として課題認識を提示しています。本記事では、リテールビジネスとの関連が強い①保有銘柄など情報開示強化②代行手数料の在り方の見直し③投信管理に関するシステム面の効率化――という3つのテーマに注目し、レポートのポイントを整理します。
プログレスレポートといえばこれまで、昨年公開時に世間の耳目を集めた“仕組債攻撃”など、その商品批判的な記載ぶりが注目されてきました。公表時期が近づくと毎年業界内では、次はどのような商品が言及されるのか話題となります。
【速報】金融庁「プログレスレポート2023」から読み解く、リテールビジネスへの“3つのメッセージ”
会員限定