finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

エネルギー関連ファンドのパフォーマンスが好調 上位ファンドを解説

Finasee編集部
Finasee編集部
2023.09.26
無料
エネルギー関連ファンドのパフォーマンスが好調 上位ファンドを解説

投資信託評価会社などが毎月公表するランキングデータをもとに、注目ファンドの概要やポイントを解説する「Finaseeファンドウォッチ」。今回は三菱アセット・ブレインズの「投信マーケット概況」より、2023年8月の国内・外国株式型投資信託の資金流入額・リターン・純資産残高ランキングを解説します。

国内株式型では「みずほ日本オールキャップ株式ファンド」に資金が流入

 

「みずほ日本オールキャップ株式ファンド」は8月に新規設定されたファンドで、みずほ証券、みずほ銀行、みずほ信託銀行で販売された。設定額は約163億円で、8月に新規設定されたファンドの中では2番目の大きさとなった。同ファンドは、国内の上場株式(上場予定を含む)を投資対象とし、企業の規模や時価総額にとらわれない「オールキャップ投資」が特徴である。銘柄調査と企業との対話に基づき、これからも日本を根幹で支えると期待できる企業や、今後の成長を担う企業を選び、投資対象としている。

ポートフォリオは、約30の成長カテゴリーを活用して、多様な成長機会を取り込んでいく。また、成長力や投資機会を見極めるために独自に策定した分類に基づき、株価水準も考慮されている。成長カテゴリーには、「半導体材料」「人材系ビジネス・アウトソース」「カーエレクトロニクス」「省力合理化」「省エネルギー」などが含まれており、モデルポートフォリオの上位銘柄は、「信越化学工業」2.1%、「ジャパンマテリアル」1.7%、「ルネサスエレクトロニクス」1.7%となっている。

■みずほ日本オールキャップ株式ファンド
基準価額 9885円
信託報酬 1.4575%(年率・税込)
純資産残高 247.70億円

※9月19日時点

国内株式型リターン1位は「日本株厳選ファンド・トルコリラコース」(10.62%)

 

国内株式型のリターン1位は「日本株厳選ファンド・トルコリラコース」(10.62%)だった。8月は円安・トルコリラ高が進んだため、同ファンドは高いリターンになった。

■日本株厳選ファンド・トルコリラコース
基準価額 2947円
信託報酬 1.7475%(年率・税込)
純資産残高 5.04億円

<騰落率>
1カ月 10.6%
3カ月   1.4%
6カ月 15.1%
1年     30.0%
※8月末時点

国内株式型の純資産残高1位は「ひふみプラス」(5296.95億円)

 

国内株式型の8月純資産残高1位は「ひふみプラス」(5296.95億円)だった。同ファンドを運用するレオス・キャピタルワークスは、2023年4月に東証グロース市場に単独上場。同社株の初値は公開価格を33%上回り、1730円だった。同社は上場により、投資信託の知名度と信用力を高め、より多くの顧客を獲得し、販路拡大を目指すと述べている。また、資金は新しい非課税制度への対応やシステム投資費用、海外株式の運用体制強化に充てられる予定である。レオス・キャピタルワークスは2003年に設立。ファンドマネージャーが投資対象を選ぶアクティブ運用に強みを持つ。

「ひふみプラス」は、「日本を根っこから元気にする」というコンセプトを掲げ、主に日本の成長企業に投資するアクティブファンドである。2012年から運用を開始して以来、成長企業の見極めと柔軟な運用姿勢、また企業と直接対話する運用が評価されている。8月は-0.10%となったものの、8月末時点における1年騰落率は+15.25%となっている。9月以降も純資産残高を増やしていくかどうかに注目している。

■ひふみプラス
基準価額 5万2444円
信託報酬 1.0780%(年率・税込)
純資産残高 5296.95億円

<騰落率>
1カ月  -0.10%
3カ月   7.47%
6カ月 13.67%
1年     15.25%

※8月末時点

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
法人会員とは別に、個人で登録する読者モニター会員を募集しています。 読者モニター会員の登録はこちら
※投資信託の販売に携わる会社にお勤めの方に限定しております。
モニター会員は、投資信託の販売に携わる企業にお勤めで、以下にご協力いただける方を対象としております。
・モニター向けアンケートへの回答
・運用会社ブランドインテグレーション評価調査の回答
・その他各種アンケートへの回答協力
次のページ 外国株式型の動向は?
1 2
前の記事
円安・ドル高でも根強く上位を席巻するS&P500連動型ファンド 今後の動向は?
2023.09.25
次の記事
最新の積立設定件数が1位を独占 eMAXIS Slimシリーズはなぜこれほど人気があるのか?
2023.10.11

おすすめの記事

令和のナニワ金融?万博でにぎわう大阪府の金融機関事情
【金融風土記】

佐々木 城夛

三菱UFJMS証券の売れ筋で「オルカン」が落ちて「日経平均」がジャンプアップ

finasee Pro 編集部

みずほ銀行の売れ筋で復調する「米国株ファンド」、「グロイン」もパフォーマンスが伴ってランクイン

finasee Pro 編集部

【連載】こたえてください森脇さん
⑤NISA枠の使い切り、「成長投資枠で一括投資」「つみたて投資枠」どちらがいい?

森脇 ゆき

投信残高は史上最大の119兆円! 「S&P500」に代わって「世界のベスト」と「宇宙関連」が浮上、中国ヘルスケアも!?

finasee Pro 編集部

著者情報

Finasee編集部
ふぃなしーへんしゅうぶ
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
FPパートナーへの業務改善命令は"FDレポートの保険版"?金融庁が処分にこめた3つのメッセージ
【連載】こたえてください森脇さん
④ネット証券ではなく、自金融機関で投信購入するメリットを説明できない。
【連載】藤原延介のアセマネインサイト㉒
外国株式ファンドの資金流入減速とトレンド変化の兆し
投信残高は史上最大の119兆円! 「S&P500」に代わって「世界のベスト」と「宇宙関連」が浮上、中国ヘルスケアも!?
松井証券の売れ筋にみる優れた世界厳選株式ファンドとは? ピクテと三菱UFJの「純金ファンド」の違いは?
みずほ銀行の売れ筋で復調する「米国株ファンド」、「グロイン」もパフォーマンスが伴ってランクイン
DCは本当に「儲からないビジネス」なのか? 業界活性化の糸口はカネではなく「情報」に?
「宇宙関連」と「世界半導体株」が抜け出した! 野村證券の売れ筋で目立つ米ハイテク株人気の復権
三井住友銀行の売れ筋で光るアクティブファンド、インデックスの不安定さを克服するファンドとは?
【連載】こたえてください森脇さん
⑤NISA枠の使い切り、「成長投資枠で一括投資」「つみたて投資枠」どちらがいい?
FPパートナーへの業務改善命令は"FDレポートの保険版"?金融庁が処分にこめた3つのメッセージ
DCは本当に「儲からないビジネス」なのか? 業界活性化の糸口はカネではなく「情報」に?
【連載】こたえてください森脇さん
④ネット証券ではなく、自金融機関で投信購入するメリットを説明できない。
【文月つむぎ】"フィーベース信仰"に一石? IFA団体が世に問う「顧客本位の新常識」とは
【連載】こたえてください森脇さん
⑤NISA枠の使い切り、「成長投資枠で一括投資」「つみたて投資枠」どちらがいい?
投信残高は史上最大の119兆円! 「S&P500」に代わって「世界のベスト」と「宇宙関連」が浮上、中国ヘルスケアも!?
みずほ銀行の売れ筋で復調する「米国株ファンド」、「グロイン」もパフォーマンスが伴ってランクイン
三井住友銀行の売れ筋で光るアクティブファンド、インデックスの不安定さを克服するファンドとは?
【みさき透】金融庁、FDレポートで外株の回転売買に警鐘 「2、3の事例はアウト」か
「宇宙関連」と「世界半導体株」が抜け出した! 野村證券の売れ筋で目立つ米ハイテク株人気の復権
【文月つむぎ】"フィーベース信仰"に一石? IFA団体が世に問う「顧客本位の新常識」とは
第12回運用資産に関わる常識を疑え!(その1)
銀行預金ではインフレに負けるから投資すべき?
【連載】こたえてください森脇さん
④ネット証券ではなく、自金融機関で投信購入するメリットを説明できない。
【みさき透】金融庁、FDレポートで外株の回転売買に警鐘 「2、3の事例はアウト」か
「顧客意向」を盾に取る釈明に「喝」!?新FDレポートの見逃せない5つのポイント
FPパートナーへの業務改善命令は"FDレポートの保険版"?金融庁が処分にこめた3つのメッセージ
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」
第15回 住宅ローン金利の上昇はどのセクターにどんな効果を及ぼすか
広島銀行の売れ筋トップ10から「S&P500」が消える。人気を高めているファンドの特徴とは?
足利銀行の売れ筋トップはバランス型、米国株式ファンドのランクアップが目立つ
浜銀TT証券の売れ筋トップは「ピクテ・ゴールド」、ランクダウンのインド株ファンドは?
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2025 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら