アルバイトは長続きせず…就職は翻訳関係へ

勉強に関しては理系科目は苦手でしたが、その一方で文系科目、特に英語に強い興味関心がありました。そのため大学は文学部に進学しました。

勉強にいそしむ傍ら、菜穂さんはアルバイトをすることもありました。しかしお客さんや職場の人とのトラブルが相次いでしまい、いずれのアルバイトも長続きしなかったそうです。

例えば飲食店でのアルバイトでは、手先が不器用なせいか料理が乗った皿をテーブルの上に置く時にガチャンと大きな音を出してしまいます。その際お客さんから不快な表情をされたり、時には文句を言われたりすることもあったそうです。

お客さんから「ちょっと、何やってるんですか。もっと丁寧に置いてくださいよ」と言われることもしばしば。すると菜穂さんは頭に血が上ってしまい「は? 別に置き方で料理の味は変わらないですよね?そんなに嫌なら食べなければいいじゃないですか」と口答えをしてしまい、お客さんとケンカになってしまうのです。

あとで店長から注意を受けた時も、菜穂さんは「私が悪いの?」とでもいうようなふてぶてしい表情のまま。決して謝罪することはありませんでした。

大学を卒業したあとは一人暮らしを始め、正社員として翻訳関係の仕事に就くことになりました。職場の上司は「とりあえず仕事ができればそれでいい」といった大らかな感じの人だったので、菜穂さんの配慮を欠いた発言などは大目に見てくれていたようです。

そのおかげで菜穂さんは周囲とのトラブルを起こしながらも、何とか仕事を続けることができました。

しかし、このような状況は長続きしませんでした。