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見落としてませんか?政府の運用立国プランにさりげなく盛り込まれた「気になる一言」3選

川辺 和将
川辺 和将
金融ジャーナリスト
2023.12.21
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見落としてませんか?政府の運用立国プランにさりげなく盛り込まれた「気になる一言」3選

12月13日に政府の「新しい資本主義実現会議」資産運用立国分科会が正式策定した「資産運用立国実現プラン」。二重計算問題の解消や金融資産運用特区の創設などに注目が集まっていますが、本文をよく読むとこうしたメインテーマの合間に、必ずしも全体の趣旨と明確な関連性が見出せない意味深な文言がちりばめられています。今回はプラン本文からそんな「気になる一言」を3つピックアップし、それぞれの背景とともに紹介します。

システム寡占問題に踏み込む

①「投資信託に関するシステムの寡占化等による非効率性を是正するため、システムの利用料に関する課題を含め、関係者と改善を進める」

立国プランを構成する5つの柱の最初の項目にあたる「資産運用業の改革」のうち、「資産運用業への国内外からの新規参入と競争の促進」に向けた施策紹介の中に、さりげなく盛り込まれた一文です。

システム寡占問題に踏み込む

①「投資信託に関するシステムの寡占化等による非効率性を是正するため、システムの利用料に関する課題を含め、関係者と改善を進める」

立国プランを構成する5つの柱の最初の項目にあたる「資産運用業の改革」のうち、「資産運用業への国内外からの新規参入と競争の促進」に向けた施策紹介の中に、さりげなく盛り込まれた一文です。

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著者情報

川辺 和将
かわべ かずまさ
金融ジャーナリスト
金融ジャーナリスト、「霞が関文学」評論家。毎日新聞社に入社後、長野支局で警察、経済、政治取材を、東京本社政治部で首相官邸番を担当。金融専門誌の当局取材担当を経て2022年1月に独立し、主に金融業界の「顧客本位」定着に向けた政策動向を追いつつ官民双方の取材を続けている。株式会社ブルーベル代表。東京大院(比較文学比較文化研究室)修了。
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