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1位はオルカンかS&P500か… つみたてNISAでみんなが買ったのは? (SBI証券・楽天証券)

Finasee編集部
Finasee編集部
2023.05.23
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は3月に信託報酬を引き下げ

三菱UFJ国際投信は、4月25日から「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬を0.0968%以内から0.09372%に引き下げると発表した。これは、アセットマネジメントOneの「たわらノーロード S&P500」が3月30日に信託報酬0.09372%に新規設定されたことがきっかけと考えられる。

2024年1月に「新NISA」が始まり、収益非課税の投資枠が一人あたり1800万円に拡大されることにより、信託報酬を引き下げるファンドが多くなっている。ただ、「つみたてNISA」の対象となるインデックスファンドは、ノーロード(手数料無料)で信託報酬が0.1%を下回る水準となっている。投資家にとって低コストは歓迎できる点ではあるが、あまりにもコストが低くなると販売会社や運用会社から投資家に対して付加価値のあるサービスができなくなる可能性もある。

低コストの「eMAXIS Slim」シリーズを運用している三菱UFJ国際投信は、米国で販売されているS&P500種株価指数を対象としたインデックスファンドの経費率(運用コスト)は単純平均で0.43%、中央値で0.3%と発表している。これは、日本の最低水準(税抜で0.0852%)の3.5~5倍高い水準となっている。さらに、米国のS&P500種株価指数を対象にしたインデックスファンドで最大のVanguardの「Vanguard 500 Index Admiral」の2023年3月末時点における純資産残高は約52兆円である。これは、国内最大規模を誇る「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産残高(1兆8757億円)の約27倍である。米国ではノーロードであっても証券会社やIFAが別途アドバイザリー・フィーを課するファンドもある。

2024年1月から始まる「新NISA」では、これから投資を始めようとする初心者も多く、運用のアドバイスも必要とする人も少なくない。米国のようにややコストのかかる「アドバイザリー専用投信」を作り、低コストの「オンライン専用」だけでなく、運用アドバイスを必要とする人たちにも「新NISA」で投資を始めてもらうという取り組みも必要だと考えている。

執筆/山下 耕太郎

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Finasee編集部
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「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。
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