親任せの長男と自立した次男…あまりに違いすぎる2人の息子
私には2人の息子がいます。大翔の父親である長男の剛はメーカーの下請け工場で働いています。一方、次男の学は親に似ず、子どもの頃から成績優秀で国立大学に進学し、金融機関に入社しました。まあまあ出世もしているようです。
学は私たちの誕生日や金婚式などを忘れずに祝いの品を送って寄越すなど気を遣ってくれますが、若い頃から金銭的な援助を求められたことは一度もありません。いくら親でももらいっ放しというわけにはいかないので、2人の孫の入学祝いなどにはそれなりの金額を包んできました。
これに対し、剛の方は結婚式から、住宅購入の頭金から、それが当たり前であるかのようにすべて親任せ。「お前も一家の主なんだから、少しは考えたらどうだ?」とやんわり注意しても、「俺は学みたいに大学に行かなかったんだから、学費の分くらい援助してもらってもいいはずだ」と抗弁する始末です。
どうやら、学との学歴の差が今の経済格差につながったと私たちを恨んでいるようなのです。高校時代は勉強嫌いではなから進学する気などなかったくせに、「あの時、父さんや母さんが将来のことを考えてもっと勉強しろと言ってくれていたら」といけしゃあしゃあと言うのですから、空いた口が塞がりません。
大翔のことも恐らく、「かわいい孫なんだから、学費くらい出してくれて当然」と考えているのでしょう。それで家内のお気に入りの大翔を1人で我が家に送り込んできたのかと思うと、ふつふつと怒りが湧いてきます。
