GBAの普及に活用したい良質なアクティブファンド
新NISAがスタートして1年が経過した。口座数は2024年末時点で2,560万口座となり、1年間で436万口座、20%増加。NISA口座からの買い付けも2024年は17.4兆円と2023年の5.2兆円から3倍以上増えた(金融庁調べ)。
「NISAを通じた累積買い付け額は、政府が掲げた2027年までの目標を既に達成するなど、国として目指す方向へ着実に歩んでいます。加えて、昨年1年間は多くの個人投資家がプラスのリターンを享受しており、幸先の良い1年となりました」。こう話すのは、フィデリティ投信の投信営業部 部長 営業開発統括の並川亜矢氏だ。

並川 亜矢氏
「一方で、課題が浮き彫りになったという金融機関も散見されます。例えば分散投資や良質なアクティブファンドの浸透を図りたいと考えていても、特に咋年のようなマーケットでは、上昇力の強いものに偏ったり、低コストのインデックスファンドが過度に選好されたりと、思惑通りには展開されにくい状況だったようです。顧客本位の業務運営(FD)やプロダクトガバナンスを意識する中で、単品推奨とならない分散投資や良質なアクティブファンドの推進方法について、各社ともに議論と工夫を重ねられているように見受けられます」と並川氏は続ける。
大手証券会社やメガバンク、大手地域金融機関ではポートフォリオツールを導入し、ゴールベースアプローチ(GBA)に基づくポートフォリオ提案の中で、分散投資を促したり、パフォーマンスの優れたアクティブファンドを紹介したりといった動きが見られるが、そうしたツールを用いた推進体制の確立はー朝ータには難しい。「分散投資の必要性や良質なアクティブファンドの定義には難しい用語が使われがちですが、私自身が話すときには、日常生活にある考え方などに例えてお伝えするよう工夫しています。難しく考えず、どういう投信の持ち方をしてもらえれば、投資家が1日でも長く、資産運用を途中で止めずゴールまで継続してくれるかを一緒に考えていくことが大事だと思います」(並川氏)。
販売会社としての米国フィデリティは、対面と非対面を融合したゴールベースアプローチで口座数を拡大してきた。2023年時点での米国フィデリティのリテールロ座数は約3,870万口座と、日本全体の証券D座数に匹敵する。「特に強化しているのが、アルファ世代・Z世代といった若年層の取り込みです。少しでも若いうちにフィデリティの口座を持ってもらい、一緒にゴールに向かって資産を増やしていくサポートをしていくと、フィデリティヘのロイヤリティや工ンゲージメントが生涯において高まることが分かっています」(並川氏)。
日本の個人投資家が目指すべき資産運用の姿は、ゴールベースアプローチに基づくポートフォリオ運用であることに間違いはないが、これを実践できているのはまだまだ一部の投資家に過ぎない。「ツールがあれば浸透するというものではないと、米国の事例からも窺い知ることができます。アドバイザーによる啓蒙や対面でのサポートが必要であり、その点で地域密着型の金融機関には優位性があると思います」と並川氏は強調する。
地域金融機関の優位性を活かした好事例を紹介しよう。ある地域金融機関は大学の近くに支店を持ち、多くの学生顧客を抱えていた。今の若者はSNSなどで情報を収集し、NISA口座は既に持っているだろうと思い当初は声掛けをしなかったが、支店の取り組みとしてお声掛けを始めてみたところ、よく分からず始められていなかったという声が続出、多数のNISA口座の獲得に繋がったという。あとは対面の強みを活かすのみだ。
長期の経験と実績に裏付けられた2つのアクティブファンド
「アクティブファンドは、投資の楽しみや魅力を語ることができるので、対面での会話のお役にも立てます。例えば、ファンドごとに存在する投資哲学、一貫した戦略、運用担当者の考え方、銘柄発掘例、相場ごとの強み弱みなど、話題は尽きません。また、相場変動時のフォローにおいても、相場を占うアドバイスよりも、過去の長期実績から想定されるリスクリターンに基づいた合理的なアドバイスが可能となります」(並川氏)。
アクティブ運用と言えば、フィデリティだ。1946年に創業した米国フィデリティは、ボトム・アップ・アプローチを運用哲学の根幹として、経験と実績を積み重ねてきた。日本でも半世紀以上にわたり、調査活動やソリューションの提供を行ってきた。「約80年の間にはさまざまなリスクイベントがあり、そこから得た知見は、長期の運用を託していただく上で、揺るぎのないわれわれの優位性となっています」と並川氏は力を込める。
米国でも30年以上の運用実績がある戦略で、フィデリティの運用力を享受できる代表的なファンドが、「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンド」と「フィデリティ・世界割安成長株投信(愛称:テンバガー・ハンター)」である。グラフは同様の運用戦略の参考ファンドの過去20年間における保有期間別平均リターンを、市場全体と比較したもの。いずれも市場全体を上回るリターンをあげているだけではなく、長く持てば持つほど、インデックスファンドより、フィデリティのアクティブファンドが有利になっていると考えられる。
「上げ相場で大きく上がる『グロース・オポチュニテイ』は“鉾”の役割を持ち、下落相場で下値抵抗力が強い『テンバガー・ハンター』はいわば“盾”で、併せ持つことで、攻めと守りの“鉾盾戦略”を取ることも可能です」(並川氏)。長期の経験と実績に裏付けられたフィデリティのファンドをラインアップし、新NISAへの取り組みの次の一手として活用してみてはどうだろうか。
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