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富裕層の資産をインフレから守る革新的手法 「アクティブ」&「オルタナティブ」という新提案

Ma-Do編集部
Ma-Do編集部
2025.04.21
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富裕層の資産をインフレから守る革新的手法 「アクティブ」&「オルタナティブ」という新提案

キャピタルアセットマネジメントの運用する「オーケスト ラファンド」が設定から3年を迎え、真価を発揮しつつある。同ファンドはオルタナティブファンドを含め、世界中から厳選されたファンドに投資するファンド・オブ・ファンズ。欧米の機関投資家や富裕層の間では一般的な運用手法だが、日本の個人投資家にとってはユニークな商品と言える。その特徴や開発の経緯などについて、同社の塩田起人氏が投資助言を行う「しさん設計」の鈴木頼長氏に聞いた。

 
キャピタル アセットマネジメント
マーケティング本部 副本部長
塩田 起人氏
 

塩田 「しさん設計」についてお聞かせください。

鈴木 投資助言・代理業者として、主に機関投資家向けにサービスを提供しています。

大手資産運用会社で運用の最前線に長らく携わってきた経験から、日本の個人投資家に知ってもらいたいポイントが2つあります。1つは「アクティブ運用」です。世界には驚くべき能力を持つアクティブ運用者が5%程度存在します。対象ファンド1万本につき500本ある計算で、これを無視するのは非常にもったいないことです。

もう1つは「ヘッジファンド」です。優れた運用者の能力が最も発揮されるのは、実は運用に制約のないヘッジファンドです。オルタナティブとも言われるこの領域ですが、ハイリスク・ハイリターンの商品と誤解され、敬遠されることも多いです。

世界的に優れたアクティブ運用、ヘッジファンドに実際に投資できる手段として日本の投資家にも提供したい。その一番簡単な方法が投資信託と考えたわけです。

オルタナティブファンドを多用し 高いシャープレシオを実現

塩田 「オーケストラ ファンド」にはさまざまな特徴がありますが、最も訴求すべき特徴は何だと考えますか。

鈴木 世界中の優れたアクティブファンド十数本に厳選投資を行うファンド・オブ・ファンズで、いわゆるバランスファンドに分類されますが、その中身は一般的なバランスファンドとは大きく異なり、個人投資家にはアクセスが難しいオルタナティブファンドの集合体になっているのが最大の特徴です。日本の個人投資家向け商品としては、おそらく初めてのタイプの商品ではないでしょうか。

 
しさん設計 代表取締役
鈴木 頼長氏
 

塩田 「オーケストラ ファンド」はオルタナティブファンドを多用する戦略ですが、何よりも高いシャープレシオを実現しているのが最大の差別化要因となっています。

鈴木 リスクを抑えたバランスファンドは、安全資産とされる国債のウエートが高くなる傾向が見られますが、必ずしもそれは正しくありません。

歴史的に見ると、国債が安全資産として振る舞うのは、金利とインフレが極めて安定している時期に限られます。ご存じの通り、ここ数年は金利とインフレが暴れる機会も増えてきて、安全資産としての役割を果たすことができていません。

一方、「オーケストラ ファンド」はポートフォリオの約70%をオルタナティブファンドが占めます。それらの優れた運用者たちは、ショック時の下落を抑えて安定的にリターンを積み上げていきます。

その優位性がいかんなく発揮されたのがリーマンショック時です。シミュレーションデータですが、2008年3月から現在まで、ファンドは「安定コース/成長コース」ともにシャープレシオは高い水準にあります(図参照)。

 

安心して預けられるコア資産を目指した「オーケストラ ファンド」

塩田 なぜ「オーケストラ ファンド」の新規設定に関わろうと考えたのですか。

鈴木 地域金融機関の顧客を例に考えると、彼らの運用ニーズは資産を大きく増やすことというよりも、インフレによる資産の目減りを避けることであり、富裕層であればあるほどその傾向は強くなります。

そうした運用ニーズに応える、いわゆるコア資産として安心して預けられる商品が日本にはあまり存在しないため、自分たちで提供していきたいと考えました。

現在、売れ筋ファンドと言えば、世界株式や米国株式に投資するファンドですが、リーマンショックの時に世界株式は54%下落し、回復するまでに51カ月かかりました。大きな下落を抑制するには当ファンドのような商品も有力な選択肢の1つになると思います。

塩田 どのような販売会社、あるいは投資家にお勧めできますか。

鈴木 地域金融機関に対しては、富裕層が現預金をインフレから守る手段として、こういうファンドがあることを知っていただきたい。大手証券会社、メガバンクにおいては既にフルラインアップの商品をお持ちだと思いますが、ヘッジファンド運用を行うオルタナティブの領域はまだ不十分ではないでしょうか。プライベート資産に投資するハイリスク・ハイリターンの商品は一部で見受けられますが、ミドルリスク・ミドルリターンのところは空白地帯になっており、その役割を担うのが「オーケストラ ファンド」であることを訴えたいです。

塩田 引き続き、幅広い金融機関にファンドの特徴を認知してもらえるように努めてまいります。

 

 

商号:キャピタル アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第383号
加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会

商号:しさん設計株式会社
金融商品取引業(投資助言・代理業) 関東財務局長(金商)第3298号
加入協会:一般社団法人日本投資顧問業協会 

 

○投資信託のお取引は、金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として損失が生じることとなるおそれがあり、基準価額の下落により元本欠損が生じる可能性があります。
○個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場等が異なることから、リスクの内容やご負担される手数料等が異なります。
○当資料は、キャピタル アセットマネジメント株式会社が販売会社向けの情報提供を目的として作成した資料であり、一般投資家への投資勧誘を目的としたものではありません。

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著者情報

Ma-Do編集部
ま・どぅへんしゅうぶ
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