岸田政権が「資産所得倍増プラン」を掲げていて、年末までに方針が出されるというので話題になっていると伝え聞きました。とりわけ目玉の1つは期間限定であるNISAを恒久化するかどうかという点だとか。
資産所得が倍増するということは、投資資産が増えることが前提になっているのだと思います。政府が投資資産として前提にしているものが、仮想通貨やFXなどのような投機的なものではなく、株式などをリスクをコントロールしながら持つことで配当金やキャピタルゲインなどを狙うものであるならば、長期的な投資に焦点を当てることになります。長期的投資に焦点を当てるならば、長期的なプラットフォームが必要だと思います。そうなると、NISAの恒久化はもうすでに起こっていてしかるべきのような気もします。
著者情報
岩崎 淳子
いわさき じゅんこ
ファイナンシャルプランナー
「Smart & Responsible」代表。 マーケティング戦略やアナリスト業務を経験した後、2000年に夫の転職を機に米バージニア州へ移住。子育てをしながら米国公認会計士、パーソナル・ファイナンシャル・スぺシャリトに合格。日本と全く異なるアメリカのシステムに戸惑った経験をベースに、個人向けファイナンシャルプラニングの情報提供サイトを立ち上げる。大金持ちでないからこそのプラニング・バランスのとれた家計システム・人任せにせず自分で考える姿勢をモットーにプラニングサービスを提供中。聖書をこよなく愛するクリスチャン。現在は米カリフォルニア州在住。著書に『お金が勝手に貯まってしまう 最高の家計』(ダイヤモンド社)。
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