2021年6月、SMBC日興証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」の概要
SMBC日興証券の6月買付金額ランキング1位は、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」だった。同ファンドは、世界の株式の中から人工知能(AI)の進化・応用により、高い成長が期待できる企業の株式に投資を行うアクティブファンドである。6月30日には税引前分配金再投資基準価額が40,124円となり、設定から約4年9ヶ月でトータルリターンを300%台に乗せた。約5年で基準価額が4倍になるというのは早い成長スピードだが、7月に入っても同ファンドが投資しているAI関連銘柄は堅調に推移している。7月も、SMBC日興証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
全体を見て:ランキング上位にはアクティブファンドが多い
6月のSMBC日興証券買付金額ランキング上位には、アクティブファンドが多い。そして、5位と8位に「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」がランクインしている。同シリーズは、持続的な成長の可能性が高い、もしくは高い利益成長が望める米国株式に投資するアクティブファンドである。A~Dまでの4つのコースがあるが、シリーズ全体の純資産総額が6月30日に2兆円を突破。1兆円突破からわずか11カ月で2兆円乗せと、増加ペースが加速している。特に、今回ランキング5位になった「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、6月30日時点の純資産残高が1兆470億円と、国内すべてのファンドの中でも第2位の規模となっている。7月8日時点の基準価額は12,887円と過去最高水準となっている。好調なパフォーマンスを背景に、7月もSMBC日興証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。