REIT型では米国やグローバルREITファンドが上位にランクイン
5月のREIT型ファンドリターン上位には、米国やグローバルREITが多数ランクインした。グローバルREIT指数や米国REIT指数は、コロナショック前の2020年2月につけた最高値に迫る水準まで上昇したからだ。そして、5月のリターン1位は「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」の7.73%だった。

同ファンドは、主として米国の不動産投資信託指数に連動するETF(米国リートETF)に投資する。さらにブラジル・レアル戦略(日本円売り・ブラジルレアル・買いの取引)による収益の確保も狙う。5月は、同ファンドが投資対象とする「iシェアーズ米国不動産ETF」が上昇したことに加え、ブラジル・レアルが対円で上昇したことから、基準価額が大きく上がったのだ。そして、5月の資産別リターンでは、REIT型は4位(1.6%)となった。
ただ、3カ月リターン(10.9%)、6カ月リターン(22.5%)では首位をキープしており、好調なパフォーマンスが6月以降も続くかどうかに注目だ。