教育資金すべてをつみたてNISAで作る必要はない

さて、ここで主に教育費、とくに大学進学資金のための毎月の積み立て計画を立てましょう。

1つの目安として大学進学資金を500万円としましょう。これは、私立大学文系の授業料を年間100万円として、その他入学金や施設管理費などを踏まえての金額です。

あと17年ですから、単純に逆算すると毎月2万5000円を積み立てれば良いことになります。しかし、瀬古さんに万が一のことがあるといけないので、すべてつみたてNISAで準備するのではなく、その半分は学資保険で備えることも検討して良いでしょう。学資保険のメリットは、瀬古さんにもしものことがあった際に、以降の保険料の払い込みは不要で、満額保険金が受け取れることにあります。

リスクが大きい運用を好む人にとっては、積立投資は退屈かもしれません。しかし、資産形成の目的を考え、それにあった運用手段を選んでいただきたいと思います。コアサテライト運用を軸に、将来に備えることを考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ
●コアサテライトのコア部分として、投資信託の積立投資を「つみたてNISA」口座で始めよう
●教育資金作りには、学資保険も検討の価値あり