2021年5月第5週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」の概要

大和証券の5月第5週買付金額1位は、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」だった。同ファンドは、世界の株式の中からAI(人工知能)の進化・応用により、高い成長が期待できる企業に投資するアクティブファンド。4月末時点における騰落率は、以下の通り。

1ヵ月 5.4% 3ヵ月 6.5% 6ヵ月 40.8% 1年  108.6%

このように高いリターンをだしていることから、5月第5週の買付金額1位になったと考えられる。モーニングスターの集計によると、同ファンドの5月第5週資金流入額は全体で約88億円となり、投資信託全体でも4位だった。大和証券のランキングも、それを裏付ける結果となっているといえるだろう。

全体を見て:予想分配金提示型ファンドの人気が高い

大和証券の5月買付金額ランキング上位には、毎月分配金型や予想分配金提示型ファンドが多い。予想分配金提示型ファンドとは、基準価額に応じて分配金の額をあらかじめ決めておくファンド。たとえば、ランキング5位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」では、計算期末の前営業日の基準価額に応じて、以下の金額の分配金を行う。

11,000円未満 基準価額の水準等を勘案して決定 11,000〜12,000円 200円 12,000〜13,000円 300円 13,000〜14,000円 400円 14,000円以上   500円

毎月分配型ファンドの中でも、予想分配金提示型が増えてきている。通常の毎月分配型ファンドでは、運用成績が悪くても元本の一部を切り崩して分配金を支払う「タコ足分配」を行うファンドが多い。これは高い利回りを確保するためだが、見かけ上の利回りは高くても基準価額が下落し、投資した資金を取り崩すことになってしまう。それに対し、予想分配金提示型ファンドでは、分配ルールがはっきりしているので分かりやすいし、基準価額が一定水準を下回ると分配金をださないので、「タコ足分配」を防げる。毎月分配型の欠点を補ったファンドとして人気が高いのだ。

今後も、予想分配金提示型ファンドの人気は継続する可能性が高いだろう。