投資信託全体の騰落率1位は「iFree レバレッジNASDAQ100」(17.01%)

4月の投資信託全体のリターン1位は、「iFree レバレッジNASDAQ100」だった。

同ファンドは、米国のNASDAQ100指数を対象にしたレバレッジ型ファンドで、日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数の値動きの2倍程度になることを目指す。NASDAQ100指数とは、ナスダックに上場する時価総額上位100銘柄(金融を除く)の、時価総額加重平均によって算出される株価指数。人々の生活に必要な製品やサービスを提供する企業から、ITやバイオテクノロジーなどの最先端技術を有する企業まで、幅広い企業で構成されている。ただ、アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど巨大IT企業の動向に影響を受けやすい指数でもある。4月にNASDAQ100指数は過去最高値を更新しており、2倍のレバレッジを掛けている同ファンドのパフォーマンスも高くなった。

国内株式型1位は「野村日本ブランド株投資(ブラジルレアルコース)毎月分配型」(2.82%)

4月の日本株は、新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の発令によって上値が重かった。しかし、円安レアル高傾向となったので、「野村日本ブランド株投資(ブラジルレアルコース)毎月分配型」は+2.8%のリターンで1位となった。

同ファンドは国内の株式を投資対象としており、4月30日時点の組入上位銘柄は、以下の通り。

1.アドバンテスト 5.9% 2.ソニーグループ 5.3% 3.信越化学工業 4.4% 4.第一三共 4.0% 5.任天堂 3.4%

また、リターンランキング上位を見てみると、中小型株ファンドが多い。4位の「新光日本小型株ファンド」は、国内の小型株に投資し、信託財産の成長を目指すファンドである。4月のリターンは、1.6%だった。そして、4月30日時点における組入銘柄上位は、以下の通りである。

1.レーザーテック 3.4% 2.ウエストホールディングス 2.7% 3.フルヤ金属 2.5% 4.ラクス 2,4% 5.ジャパンエレベーターサービスホールディングス 2.3%

4月の小型株市場は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて下落。同ファンドのベンチマークである「ラッセル野村小型インデックス(配当込み)」は▲3.0%となった。しかし、同ファンドは1.6%のプラスリターンとなり、ベンチマークを大きく上回る運用結果となった。

外国株式型1位は「資源ファンド(株式と通貨)ブラジルレアル」(12.04%)

4月の外国株式型リターン1位と2位は資源関連株のファンドで、通貨はブラジルレアル建てだった。

資源需要の回復と、円安・レアル高企業がパフォーマンスに寄与したのだ。リターン1位の「資源ファンド(株式と通貨)ブラジルレアル」は、世界の資源関連企業が発行する米ドル建て株式に投資するアクティブファンド。ブラジルレアル買い・米ドル売りの為替取引も行うのが特徴だ。国際商品先物指数のCRB指数は、コロナショック前の水準を回復している。また、WTI原油先物も60ドル台を回復するなど、資源価格の上昇が同ファンドの追い風になっている。同ファンド(レアル建て)の4月30日時点における騰落率は、以下の通り。

1カ月 12.04% 3カ月 23.35% 6カ月 66.56% 1年  54.91%

2020年のコロナショックで資源株は大きく下がったものの、その後にV字回復している。ただ、4月の同ファンドは、9,800万円の資金流出となった。2位の「資源株ファンド<ブラジルレアル>(毎月分配型)」も約3億円の資金流出となっている。資源株ファンドのパフォーマンスは好調だが、資金流出が続くという状態が続きそうだ。