資金流入額トップ(6カ月累計)は「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」

6カ月資金流入額上位には、米国株式ファンドを中心とした外国株式ファンドが多い。そして、第1位は「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」だった。

同ファンドは、世界の上場株式の中から、「ゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触型ビジネス)」関連の企業に投資を行う。そして、個別企業の選定においてはアーク社の調査力を活用するアクティブファンドだ。同ファンドは米国のハイテク企業の組入銘柄が多いことから、2月17日につけた最高値(16,314円)から3月上旬にかけて21.7%と大きな下落となった。

米国で大規模な経済対策や新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだことにより景気回復期待が高まり、米長期金利が上昇。金利上昇によって高PER銘柄であるハイテク株から、景気回復の恩恵を受けやすいバリュー株へと資金がシフトしたからだ。しかし、下落局面では買いのチャンスと見た投資家の買いが多かったと見られ、4月は322億円の資金流入となり、6カ月累計でトップとなったのだ。