2021年4月、広島銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「投資のソムリエ」の概要


広島銀行の4月販売件数1位は、「投資のソムリエ」だった。同ファンドは、国内・先進国・新興国の株式と債券、そして国内・先進国のREITに分散投資するバランスファンドである。市場でリスクが高まった場合は、組入資産を現金や安定資産に入れ替える「機動的配分戦略」を行い「大きく負けない運用」を目指すのが特徴だ。同ファンドは、コロナショック時の2020年3月にプラスリターンを確保したことで、投資家の関心が集まった。そして、その後に資金流入が続き、2021年4月には純資産残高が5,000億円を突破した。広島銀行では3月に続いて4月も販売件数1位となっており、同ファンドの人気は高いことがわかる。

ただ、4月の騰落率は-0.15%となり、3カ月リターンも-0.55%となっている。外国株式ファンドなどに比べてパフォーマンスは劣っているが、5月も広島銀行のランキング1位になるかに注目だ。