2021年4月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

りそな銀行の4月販売額1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。4月の日経平均株価は上値が重い展開で、同ファンドの騰落率も-1.32%と優れなかった。ただ、日経平均株価が下落する局面では、積極的に同ファンドを購入する投資家が多かったと考えられる。とくに4月19~23日週は日経平均株価が前週末比 -2.23%の下落となったが、この週に「日経225ノーロードオープン」には134億円の資金が流入し、投資信託全体でトップの資金流入額となったのだ。日経平均株価は5月10~14日週も-4.34%と急落。しかし、その週も「日経225ノーロードオープン」には226億円の資金流入となっている。

りそな銀行でも、日経平均が下落する局面で同ファンドを購入する顧客が多いと考えられるので、5月もランキング1位になる可能性は高いだろう。

全体を見て:りそなラップ型ファンドが2つランクイン

4位に「りそなラップ型ファンド(安定成長型)」、6位に「りそなラップ型ファンド(安定型)」がランクインしている。りそなラップ型ファンドは、8つの資産(国内債券・先進国債券・新興国債券・国内株式・先進国株式・新興国株式・国内REIT・先進国REIT)に分散投資する。「安定成長型」は、信託財産の中長期的な安定性と成長性のバランスを重視した成長を目指して運用を行う。そして、「安定型」は信託財産の中長期的な安定性を重視した成長を目指して運用を行う。このように幅広い資産に分散投資して特定のリスクを抑えたファンドを、「リスクコントロール型ファンド」と呼ぶ。

リスクコントロール型ファンドは、コロナショックでも基準価額の変動が少なく、その後も右肩上がりで上昇している。たとえば「りそなラップ型ファンド(安定成長型)」は、コロナショック時の2020年3月の基準価額の安値が9,923円と、1万円を少し割り込む水準で下げ止まったのだ。そして、2021年4月には12,000円台まで上昇している。このような安定性から同ファンドの人気は高い。5月以降もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

ここに注目:One円建て債券ファンドが5位にランクイン

5位に「One円建て債券ファンド2021-05」が5位にランクインしている。同ファンドは、国内外の企業が発行する円建ての債券やソブリン債(国債や国際機関債、地方自治体などが発行する債券)を主要対象とする。円建てなので為替リスクがなく、安定的な収益を望む投資家に人気が高い。3月に発行された「One円建て債券ファンド2021-03」は、269億円の資金を集め、3月の投資信託全体の資金流入額で7位となった。

外国株式ファンドの人気も高いが、安定した利回りが期待できる債券ファンドも、引き続きニーズが高いと考えられる。今後もOne円建て債券ファンドの募集月には、ランキング上位に入る可能性は高いだろう。