2021年4月、三井住銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダブル・ブレイン」の概要

三井住友銀行の4月販売額ランキング1位は、「ダブル・ブレイン」だった。「ダブル・ブレイン」は最新の金融技術を取り込んだクオンツ運用を駆使するファンドだ。そして、リスクを2倍に高めた「ダブル・ブレイン(ブル)」と、リスクを半分にした「ダブル・ブレイン(マイルド)」を3月3日に新規設定した。リスクを高めた「ダブル・ブレイン(ブル)」の販売ランキングも3位となり好調だ。

ダブル・ブレインは価格変動リスクを抑えているので、投資初心者でも価格下落の不安を少なくしながら安定的なリターンを目指せるファンドとして人気が高い。ただ、通常の株式型ファンドと比べて株式市場が値上がりしたときのパフォーマンスは劣るので、より積極的な運用成果を目指したい投資家には「ダブル・ブレイン(ブル)」が適しているのだ。3月・4月と三井住友銀行の販売ランキングで上位に入っているダブル・ブレインシリーズ。5月もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

全体を見て:外国株式ファンドの人気が継続

外国株式ファンドの人気も継続している。その中でも「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月分配型)<世界のベスト>」は、3月の6位から4位に順位を上げている。同ファンドは、日本を含む世界各国の株式の中から、独自のバリュー・アプローチにより銘柄を選定するアクティブファンドである。4月30日時点における組入銘柄上位は、以下の通り。

1.JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(米国) 4.7% 2.マイクロソフト(米国) 4.5% 3.コカ・コーラ(米国) 4.2% 4.プログレッシブ・コープ(米国) 4.2% 5.テキサス・インスツルメンツ(米国) 4.0%

米国金利上昇によって、相対的な割高感が意識されやすいハイテク株などのグロース株は売られやすくなっている。バリュー株に投資する同ファンドの4月の騰落率は3.06%と好調であった。マーケットでは、グロース株よりもバリュー株の方が資金は入りやすくなっているので、5月もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

ここに注目:日経平均株価に連動するインデックスファンド「三井住友・225オープン」が2位にランクアップ

「三井住友・225オープン」が3月の4位から2位になっている。同ファンドは、日経平均株価に連動する投資成果を目指した運用を行う。4月の日経平均は下落し、同ファンドの騰落率も-1.28%となった。とくに4月19~23日の週は-2.23%と大幅に下落している。しかし、下落相場の反転を見越した買いが日経平均型ファンドに入ったのだ。モーニングスターの集計では、アセットマネジメントOneが運用する、日経平均型ファンド「日経225ノーロードオープン」に約134億円の資金が流入し、4月19~23日の週の資金流入額がトップとなった。

このように、4月は投資信託全体でも日経平均型ファンドの人気が高かった。5月の日経平均株価は13日に27,385.03円まで下落している。引き続き押し目買い意欲が強いかどうかに注目だ。