2021年4月、三井住友信託銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「SMT 日経225インデックス・オープン」の概要

三井住友信託銀行における4月販売額1位は、「SMT 日経225インデックス・オープン」だった。同ファンドは、日経平均株価に連動する投資成果を目指すインデックスファンドだ。4月は日経平均株価が3万円を超える場面もあったが、新型コロナウイルスの感染拡大が下げ圧力となり、6ヶ月ぶりの下落となった。そして、同ファンドの騰落率も−1.26%とマイナスだった。しかし、押し目買いの好機と見た顧客が、日経平均株価に連動する同ファンドを購入したと考えられる。

5月も日経平均株価は軟調な展開になっているが、引き続き押し目買い意欲は高いと考えられるので、ランキング上位に入る可能性が高いだろう。

全体を見て: 三井住友信託銀ではアクティブファンドの人気が高い

三井住友信託銀行ではアクティブファンドの人気が高い。そして、「クリーンテック株式ファンド(資産成長型)」は、先月のランク外から5位にランクインしている。同ファンドは、日本を含む世界のクリーンテック関連企業の株式に投資する投資信託である。クリーンテック関連企業とは、環境に優しい輸送手段の利用や水資源の保全や再利用、代替エネルギーへの移行などを促す活動をしている企業のことだ。「脱炭素社会」の実現に向け、世界中でグリーン政策が本格化していることや、ESG投資の人気の高まりによって環境関連銘柄への注目度は高まっている。

同ファンドは2020年7月31日に運用が開始され、設定来の騰落率は33.6%と好調だ。環境関連銘柄に対する投資家の関心が高まっているので。来月も同ファンドが上位に入る可能性は高いだろう。

ここに注目:REITのパフォーマンスが好調 J-REITファンドが人気

4位と10位に「J-REIT・リサーチ・オープン」がランクインしている(4位に毎月決算型、10位に年2回決算型)。国内の取引所に上場しているJ-REIT(不動産投資信託)を投資対象とするファンドだ。今年になってから、REITのリターンは好調だ。2021年1〜3月期のリターンは12.6%となり、外国株式(11.1%)や国内株式(8.5%)を上回って資産別リターンでトップになっている。昨年は株式の上昇率に比べてREITのパフォーマンスは優れなかった。しかし、今年になって出遅れ感のあるREITに資金が向かっているのだ。

同ファンドの4月の騰落率は、+3.12%と引き続き好調だった。今年に入ってからリターンが好調なので、5月も同ファンドが販売額上位に入る可能性は高いと考えている。