2021年4月第4週、証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」の概要

大和証券の4月第4週販売金額トップは、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」だった。同ファンドは、世界の株式の中からAI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業に投資する。3月末時点における組入銘柄上位は、以下の通り。

1.ロク(米国) 5.0% 2.テスラ(米国) 4.9% 3.ゼネラル・エレクトリック(米国) 4.1% 4.ウォルト・ディズニー(米国)3.3% 5.アマゾン・ドット・コム(米国)3.3%

3月は米長期金利の上昇によって、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は冴えない展開となった。そして、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」は、IT・ハイテク株の比率が高いので、3月の騰落率も-1.1%と振るわなかった。ただ、押し目買いの好機とみた投資家の買いが4月は増えたと考えられる。モーニングスターの集計では、4月第4週の「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」の資金流入額は88億9,600万円となり、投資信託全体の資金流入額で4位となった。これは大和証券の販売による力が大きかったといえるだろう。

全体を見て:レバレッジ型ファンドの人気が高い

米国の株価指数に連動するファンドでは、レバレッジ型の人気が高い。6位に「iFreeレバレッジ NASDAQ100」、9位に「iFreeレバレッジ S&P500」がランクインしている。いずれもNASDAQ100、S&P500種株価指数の2倍の値動きを目指すファンドだ。レバレッジ型を利用すれば、上昇相場で大きな利益を狙える。しかし、下落相場やボックス相場では損失になることから、長期での資産形成には向いていない。短期的な値上がり益を追求する投資家が購入すべきファンドといえるだろう。

ここに注目:新規設定ファンドの「ダイワ・ブルベア・ファンド6 ブル3倍日本株ポートフォリオ6」がランクイン

4位に新規ファンドの「ダイワ・ブルベア・ファンド6 ブル3倍日本株ポートフォリオ6」がランクインしている。「ダイワ・ブルベア・ファンド6 ブル3倍日本株ポートフォリオ6」は、国内の株価指数先物と債券に投資し、国内株式市場の値動きの約3倍を目指すファンドである。2021年4月に運用が開始された新規ファンドで、4月第4週も引き続き大和証券が販売に力を入れたと考えられる。また、ダイワ・ブルベア・ファンド6には「ベア2倍日本株ポートフォリオ6」「ブルベア・マネー・ポートフォリオ6」にスイッチングできることが特徴だ。

「ベア2倍日本株ポートフォリオ6」は株価指数先物を利用して、国内株式市場の値動きの-2倍程度になる運用を目指す。また、「ブルベア・マネー・ポートフォリオ6」は円建ての債券を中心に投資し、安定した収益を目指すファンドだ。相場環境に応じてブル型・ベア型・安定型を選べるという特徴があるのだ。新規ファンド設定時期だったので4月第4週は大和証券の販売金額上位にランクインしたが、今後も上位に入るかどうかに注目だ。