2021年4月、野村証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「野村インデックスファンド・日経225」の概要

野村証券の4月買付金額トップは「野村インデックスファンド・日経225」だった。同ファンドは、日経平均株価の値動きに連動するように運用する投資信託。このファンド1つでファーストリテイリングやソニー、ソフトバンクグループなど日本を代表する企業に投資できる。国内株式型ファンドは、3月に約350億円の資金流入となり、約1年ぶりに資金流入超に転じた。アクティブファンドからの資金流出は続いているが、インデックスファンドがけん引しているのである。同ファンドは3月も野村証券の買付金額トップになっており、今後も人気が継続する可能性は高い。5月も買付金額トップになるかどうかに注目だ。

全体を見て:「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」が3月の4位から2位に

外国株ファンドが3本、日本株ファンドが2本ランクインしている。これは3月と同じだ。そして「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」が4位から2位になっている。同ファンドは日本を含む世界の株式に投資する投資信託。そして、企業の長期的な成長力と株価の割安度に着目して銘柄を選定している。3月31日時点の組入銘柄上位は、以下の通り。

1.シンクロニー・ファイナンシャル(米国) 2.9% 2.アンセム(米国) 2.3% 3.中国石油化工(中国) 2.0% 4.アムジェン(米国) 2.0% 5.石油天然ガス公社(中国) 2.0%

そして、3月末時点のパフォーマンスは以下のようになっている。

1カ月 7.03% 3カ月 16.63% 6カ月 34.87% 1年  65.17%

3月はバリュー株(割安株)が買われたので、同ファンドのパフォーマンスも好調だった。良好なパフォーマンスを背景に、野村証券での販売ランキングも上昇したと考えられる。
グロース株からバリュー株の流れは続いており、5月もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

ここに注目:「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」が4位にランクイン

4位に「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」がランクインしている。同ファンドは、世界の株式の中から「ゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触ビジネス)」を行う企業に投資する投資信託だ。業種別比率で見るとソフトウェア・サービスが45.7%(3月末時点)となっている。3月は米長期金利の上昇によって、ソフトウェア・サービスの株価は冴えなかった。同ファンドも3月はー9.45%と大きなマイナスとなっている。しかし、押し目で買った投資家が多かっことで、野村証券の4月ランキング上位に入ったと考えられる。4月の月間パフォーマンスは+6.31%と持ち直している。5月も販売ランキング上位に入るかどうかに注目している。