2021年4月、auカブコム証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の概要

auカブコム証券の4月販売金額1位はアライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型だった。同ファンドは世界をリードする米国企業の中から、持続的な成長が期待できる企業に投資。そして、為替ヘッジなしで予想分配金提示型のファンドだ。予想分配金提示型ファンドは、基準価額の水準に基づいて分配金額を決める。同ファンドの分配方針は以下の通りだ。

11,000円未満 基準価額の水準等を勘案して決定 11,000~12,000円 200円 12,000~13,000円 300円 13,000~14,000円 400円 14,000円以上   500円

予想分配金提示型では基準価額が一定以下になると分配が見送られるので、元本から配当をだす「たこ足分配」を避けることができる。だから、毎月分配金を受け取りながら、長期の資産形成にも向いているファンドなのだ。

毎月分配型ファンドからの資金流出は続いているが、予想分配金提示型には資金流入が続いている。5月もauカブコム証券の販売金額上位にランクインするかに注目だ。

全体を見て:日経平均株価の連動するファンドの人気が高い

3~5位には日経平均株価に連動したファンドがランクインしている。とくに4月19日~23日の週は、国内の新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気して日経平均株価が急落。逆張り狙いの投資家の資金が流入したと考えられる。モーニングスターの集計では、4月19~23日の資金流入額トップは「日経225ノーロードオープン」の約134億円だった。auカブコム証券でも4月販売金額4位となっており、同ファンドの人気の高さがわかる。

ここに注目:eMAXIS Slimシリーズの純資産総額が1兆円を突破

4月販売金額2位はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)だった。eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用コストを出し続けるというコンセプトで、個人投資家の人気が高い。

そして、4月12日にeMAXIS Slimシリーズの純資産総額は1兆円を超えた。その中でも人気があるのが「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」である。同ファンドは米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指して運用するファンド。S&P500種株価指数は4月も過去最高値を更新しており、パフォーマンスが良好だ。低コストのインデックスファンドで、パフォーマンスも好調なことから、5月も人気が継続する可能性は高いだろう。