2021年4月、マネックス証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「楽天日本株4.3倍ブル」の概要

マネックス証券の4月売れ筋ランキング1位は、3月と同じ楽天日本株4.3倍ブルであった。同ファンドは先物取引を積極的に利用することにより、わが国の株式市場(日経平均株価)の値動きに対し、おおむね4.3倍程度となることを目指して運用するファンドである。

日経平均株価が上昇を続けた場合は大きな利益を狙えるが、下落したときや上昇・下落を繰り返す「もみあい相場」になった場合は基準価額が下がるので、長期の資産形成には向いていない。つまり、短期の値上がり益を目指すファンドである。

マネックス証券では1位と3位にブル型ファンドがランクインしているので、積極的な値上がり益を目指す投資家が多いと考えられる。来月もランキング1位になるかどうかに注目だ。

全体を見て:マネックス証券では日本株を対象にしたファンドの人気が高い

投資信託全体では外国株式ファンドの人気が高いが、マネックス証券では日本株を対象にファンドが上位に多く見られる。日本株のブル型が2つ、日経平均株価に連動するインデックスファンドが4つランクインしているのだ。

4月は日経平均株価が-1.25%と振るわなかった。モーニングスターの集計では、国内株式型ファンドは4月に257億円の資金流出となっており、投資信託全体では売りが優勢になっているが、マネックス証券では国内株式型のファンドが上位に多いことが印象的だ。

ここに注目:J-REITファンドが好調なパフォーマンス

先月に引き続きダイワJ-REITオープン(毎月分配型)がランクインしている。REITは2月・3月のリターンが資産別のカテゴリーでトップとなった。3月末時点における3カ月リターンでも12.6%と、外国株式11.1%、国内株式8.5%を上回っているのだ。同ファンドの純資産総額は2月末時点で3,800億円となり、過去1年間の資金流入額が1,368億円だった。これは、REITファンドの1年間の資金流入超ランキングでトップとなっている。

4月は東証REIT指数が2,000ポイントを上回るなど堅調な展開だった。好調なパフォーマンスを背景に5月以降も上位に入るかどうかに注目だ。