2021年3月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」の概要

福岡銀行の3月販売件数1位は、スパークス・新・国際優良日本株ファンドだった。同ファンドは、高い技術やブランド力があり、世界で活躍できる日本企業20銘柄に厳選投資している。たとえば、ソニーやキーエンス、ニトリホールディングスなど日本を代表する銘柄を組み入れているのだ。一度組み入れた銘柄は短期売買せず、長期保有を原則としているので、中長期の運用に適したファンドといえるだろう。

日本株のアクティブファンドは昨年から資金流出超が続いているが、福岡銀行では日本株のアクティブファンドが販売件数トップになっている。4月も首位をキープできるかに注目だ。

全体を見て:幅広い投資対象がランクインしている

福岡銀行の3月のランキングを見ると、日本株・世界株・テーマ株・REITと幅広い投資対象がランクインしているのが特徴だ。また、上位3つのファンドが2月から変わっておらず、同じファンドの人気が継続していることがわかる。ただ、2月はREIT型ファンドが3つランクインしていたが、3月はJ-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)の1銘柄のみとなった。3月はJ-REITのパフォーマンスが好調だったものの、株式型ファンドのほうに資金が流れた形となった。

ここに注目:3月のリターンは低かったものの、テーマ型ファンドへの資金流入が続く

8位と9位にテーマ型ファンドがランクインしている。8位のロボット・テクノロジー関連株ファンド -ロボテック-は、日本を含む世界のロボット関連企業に投資するファンドだ。3月末時点における組入銘柄上位は、以下の通り。

1.アルファベット(米国) 2.9% 2.テラダイン(米国) 2.9% 3.クアルコム(米国) 2.8% 4.PTC(米国) 2.8% 5.キーエンス(日本) 2.7%

9位のグローバル・フィンテック株式ファンドは、世界の株式の中からフィンテック関連の企業に投資するファンドである。3月末時点における組入銘柄上位は、以下の通り。

1.スクエア(米国) 8.9% 2.ペイパル・ホールディングス(米国) 5.5% 3.ジロー・グループ(米国)4.4% 4.インターコンチネンタル・エクスチェンジ(米国) 4.2% 5.シー(米国) 4.1%

3月はグロース株よりバリュー株に資金が流れた。その結果、「ロボテック」の騰落率は+0.7%、グローバル・フィンテック株式ファンドの騰落率は-7.14%と冴えなかった。

しかし、外国株式ファンド全体では3月に約7,000億円の資金が流入し、福岡銀行でも外国株式ファンドの人気は高い。4月も販売ランキング上位に入るかどうかに注目だ。