2021年3月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「投資のソムリエ」の概要

横浜銀行の3月販売件数1位は、投資のソムリエだった。同ファンドはアセットマネジメントOneが運用するバランスファンド。国内・先進国・新興国の株式と債券、そして国内と先進国のREITに投資する。過去のパフォーマンスは以下の通り(2021年3月末時点)。

1カ月 0.73% 6カ月 0.77% 1年  3.54%

国内株式型や外国株式型などと比べると、過去のパフォーマンスはあまり良くない。しかし、「投資のソムリエ」は複数の資産に分散投資し、「大きく負けない」運用を目指すファンドだ。

とくに評価が高まったのが、2020年3月のコロナショックの時だ。多くのファンドがマイナスになったが、同ファンドは0.13%とプラスのリターンとなり、投資家の関心が集まった。その後に資金流入が増え、2021年3月の資金流入は484億円と過去最大になった。3月末時点の過去1年間の資金流入額は2,983億円に達し、4月2日には純資産総額が5,000億円を突破している。同ファンドの人気は高く、横浜銀行でも2月・3月と連続して販売件数トップとなっている。引き続き4月も販売件数1位になる可能性は高いだろう。

全体を見て:横浜銀行ではインデックスファンドの販売が好調

横浜銀行の販売件数ランキング上位5ファンドでは、1位の投資のソムリエをのぞき、2~5位をインデックスファンドが占めている。投資信託全体では、グローバル・プロスペクティブ・ファンドやデジタル・トランスフォーメーション株式ファンドなど、外国株式型アクティブファンドの人気が高い。しかし、横浜銀行の販売件数ランキングは、それとは対照的にインデックスファンドが上位を占めている。4月もインデックスファンドの人気が続くかどうかに注目している。

ここに注目:ESG関連のインデックスファンドが3位にランクイン

ジャパンESGクオリティ200インデックスファンドが3位にランクインした。同ファンドは「iSTOXX MUTB JAPAN ESGクオリティ200インデックス(配当込み)」に連動する投資成果を目指す。「iSTOXX MUTB JAPAN ESGクオリティ200インデックス(配当込み)」は、主に東京証券取引所に上場する株式の中から、時価総額・流動性・ESGデータによってスクリーニングした選ばれた200銘柄で算出される株価指数である。同ファンドの組入銘柄上位は以下の通り(2021年3月末時点)。

1.東京エレクトロン 2.2% 2.リクルートホールディングス 2.1% 3.トヨタ自動車 2.1% 4.信越化学工業 2.1% 5.日本電産 2.0%

ESG関連の投資信託設定本数は2020年に36本と過去最高となった。ESG投資は欧州を中心に広がっていたが、最近は日本でも認知度が上がりつつある。同ファンドは日本株を対象にしたESGファンドであるが、4月も販売件数上位にランクインするかに注目している。