2021年2月、関西みらい銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」概要

関西みらい銀行で店頭購入金額がもっとも多かったのは、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」だった。同ファンドはJ-REIT(日本版不動産投資信託)に投資し、東京証券取引所が算出・公表する「東証REIT指数」に連動する投資成果を目指すファンドである。

2月のJ-REIT市場は、国内における新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることや、ワクチン接種開始による経済成長期待から堅調な展開。東証REIT指数は5.1%の上昇となり、同指数をベンチマークにするダイワJ-REITオープンも5.1%の上昇となった。

好調なJ-REIT市場を背景に、関西みらい銀行での販売件数も伸びたと考えられる。ただし、国内外で金利が上昇しており、短期的にはJ-REIT市場の方向感も出にくい展開になりそうなので、3月以降も販売件数が伸びるかどうかに注目している。

全体を見て:4位にも外国REIT型ファンドがランクイン

1位だけでなく4位にもREITファンドがランクインしている。4位の「ニッセイ世界リートオープン(毎月決算型)」は、日本を除く世界各国の金融商品取引所に上場しているREITを主要投資対象とするファンド。1位のダイワJ-REITオープン(毎月分配型)と合わせれば、世界各国のREIT市場に投資できることになる。そして、2月の騰落率は6.2%と好調だった。ただ、世界主要国の金利が上昇するなか、3月もREITへの人気が継続するかどうかに注目している。

ここに注目:外国株アクティブファンドが上位に

REIT以外の上位ファンドでは、GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズBコース(為替ヘッジなし)やひふみワールド+など、アクティブファンドが上位に来ていることが特徴だ。他の地銀ではインデックスファンドが上位になっていることが多いが、関西みらい銀行ではアクティブファンドの販売に力を入れていると考えられる。

2位のGSフューチャー・テクノロジー・リーダーズBコース(為替ヘッジなし)は、日本を含む世界の株式を対象にし、主としてテクノロジーの活用または発展による恩恵を受け、将来のリーダーになると期待される企業に投資するファンドで、セクター別の構成比率は以下の通り。

 情報技術 65.9% コミュニケーション・サービス 15.9% 一般消費財・サービス 10.6% 資本財・サービス 2.5% ヘルスケア 1.5%

2月の世界株式市場は上昇した。米大手テクノロジー関連企業を中心とした好調な四半期決算が相次いだほか、バイデン政権による追加経済対策や新型コロナワクチン普及による経済正常化期待が高まったからだ。

また、米ドル建ての構成比率が70.3%ともっとも多く、米ドル高・円安が進んだことも追い風になり、同ファンドの2月のパフォーマンスは6.74%と好調だった。こうしたことを背景に、関西みらい銀行での同ファンドの店頭購入金額も高くなったものと考えられる。

また、同じく世界(日本を除く)の成長企業に投資するひふみワールド+も多くの資金を集めた。

ただし、2月下旬から主要国の長期金利が上昇し、相対的な割高感が意識されやすいIT・ハイテク株は売られやすくなっている。マーケットの不安心理が高まるなか、3月も世界の株式に投資するアクティブファンドの販売件数が上位に入るかどうかに注目している。