2021年3月、マネックス証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「楽天日本株4.3倍ブル」の概要

マネックス証券の3月の売れ筋ランキング1位は、楽天日本株4.3倍ブルだった。同ファンドは、株価指数先物(日経225先物)を利用することにより、日々の日経平均株価の概ね4.3倍の値動きを目指して運用を行う。

日経平均株価が上昇すれば同ファンドの基準価額は大きく上昇するが、日経平均株価が下落すれば基準価額が大きく下落するハイリスク・ハイリターンのファンドである。

このようなファンドは長期での資産形成には向いていない。株式市場の値動きを利用し、短期売買で利益を狙うファンドだからだ。ネット証券では信用取引などを利用して短期売買で利益を得ようとする個人投資家も多い。そのような投資家に人気があるファンドだと考えられる。