2021年3月、楽天証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の概要

1位は、先月に引き続きeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(指数込み・円換算ベース)に連動する投資成果を目指すファンドだ。「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」の第9位になっており、個人投資家の人気が高い。楽天証券での販売金額の多さも、それを裏付ける結果となっている。

3月の米国株式市場は、長期金利の上昇によって軟調な展開になる場面もあったものの、新型コロナワクチンの普及による経済正常化期待や、バイデン政権による1.9兆ドル規模の追加経済対策によって堅調だった。

S&P500種株価指数も4,000ポイントに迫り、過去最高値を更新した。このように、米国株式市場が堅調な展開だったので、2月に続きeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への資金流入が続いたと考えられる。