2021年4月第1週、大和証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の概要

大和証券で4月第1週にもっとも買付金額が多かったのは、ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)であった。

同ファンドは、配当込みの東証REIT指数に連動した投資成果を目指して運用されている。3月の東証REIT指数は4.3%上昇し、2,000ポイント台を回復した。新型コロナワクチンの接種が進めば観光やテナント需要が復調し、組み入れ物件の収益が拡大するとの見方から、REITに買いが入ったのだ。

同ファンドの2月末時点の純資産は3,800億円と、国内REITファンドの中では最大規模を誇る。しかも、コロナ禍で急落した2020年3月から1年間で1,000億円超の資金流入があり、国内REITファンドでもっとも人気が高い。国内外の金利上昇が懸念されるが、今後もJ-REITファンドに資金流入が続くのか注目している。