2020年2月に七十七銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「One円建て債券ファンド2021-03」の概要

1位になったのは「One円建て債券ファンド2021-03」。同ファンドは国内外の企業が発行する円建ての債券(劣後債券等を含む)、ソブリン債(国債、国際機関債、政府関係機関、地方自治体が発行する債券)を主要対象とするファンドである。

円建ての債券にのみ投資するので、為替リスクはない。2021年3月1日に運用が開始され、信託期間が2025年12月29日までの期間限定の追加型投資信託である。

販売期間は2021年2月1日から2月26日まで。新規設定の期間限定ファンドなので、販売に力を入れた結果、七十七銀行での販売件数が1位になったと考えられる。

全体を見て:SDGs・ESGの色合い濃く

2月は株式市場が好調だったこともあり、日本株や米国株に投資するファンドの販売件数が多くなっている。また、日経平均株価やNYダウに連動するインデックスファンドだけでなく、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信、ニッセイSDGsグローバルセレクトファンドなどアクティブファンドの販売も伸びていることが印象的だ。

アクティブファンドは、日経平均株価やNYダウなどのインデックスを上回る運用を目指すファンド。市場平均を上回る投資成果を狙う積極的な投資家が増えていると考えられる。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は徹底的なリサーチを行い、持続的な成長企業を厳選。分析にあたっては、ESG(環境・社会・ガバナンス)など非財務情報も考慮している。

また、ニッセイSDGsグローバルセレクトファンドは、SDGsに関連した事業を展開する企業の中から、株価上昇が期待できる銘柄を厳選したファンド。

最近はESGやSDGsへの関心が個人投資家の間でも高まっているといわれてるが、七十七銀行の販売件数ランキングも、それを裏付けた結果といえるだろう。

ここに注目:人気高まる、いわゆる「安定型」

3位の「投資のソムリエ」は、国内・先進国・新興国の株式と債券、そして国内と先進国のREITの8資産に分散投資するバランスファンド。バランスファンド全体では2020年10月から5カ月連続で資金流出が続いているが、その中でも「安定型」に属する同ファンドの人気は高い。

2021年2月の資金流入額は313億円と22カ月連続で流入超過となっており、国内ファンド全体でも8位の資金流入額となっている。分散投資によって大きく負けない運用が投資家の関心を集めており、今後も人気が継続すると考えられる。