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日本に投資が根付かない理由として、成功体験が少ないためだとよく言われます。主要国の株価指数が上昇する中、日経平均株価はいまだバブル期に付けた最高値を超えることができていません。

3月10日は日経平均株価がバブル後の最安値を記録した日です。どれほどの下落だったのか、当時を振り返りましょう。

高値から3万円も下落

日経平均株価の史上最高値(終値ベース)は3万8915.87円です。バブルの絶頂だった1989年の最終取引日(12月29日)に記録しました。対してバブル後の最安値は7054.98円です。リーマンショックの約半年後の2009年3月10日のことでした。下落幅は3万1800円以上、下落率は約82%にも上ります。

【日経平均株価(1989年12月~2009年3月)】

Macrotrendsより著者作成

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株価指数として80%以上の下落は記録的です。同じ時期で主要な個別株式と比較しても、日経平均株価の下落率とはほとんど違いがありません。通常は複数銘柄で構成される日経平均株価の方が小さなリスクとなるはずが、多くの銘柄で下落が発生したため分散効果がうまく働かなかったためだと考えられます。この時期に投資した人の多くは損失となったでしょう。

【主要な株式の下落率】

出所:Investing.com、Macrotrends