詩織さん(仮名、24歳)は勤務していたキャバクラがコロナ禍で休業してしまい、お金に困ってしまいました。稼ぎ先を探していたところ、ネットで「ギャラ飲みアプリ」というものがあるのに気付きます。男性の飲みの席に参加すると報酬が支払われる仕組みで、自分にピッタリだと思った詩織さんは早速登録しギャラ飲み活動を始めました。
頑張ってたくさんの飲み会に参加し、月収で100万~150万円もの大金を稼ぐまでになり、すっかり夢中になった詩織さん。ところが、そんな生活を2年以上続けたある日、背筋の凍る書類が届きます。
それは税務署からの書類でした。詩織さんはギャラ飲みで荒稼ぎした収入を一切申告しておらず、税務調査が入ってしまったのです。後悔しても時すでに遅し。稼いだお金の多くを追徴課税されてしまい……。
●真夜中に5軒もハシゴ? ギャラ飲みの実態とは
※前編【元キャバ嬢が「ギャラ飲み」で荒稼ぎ、驚異の月収も…深く後悔したワケ】からの続き
ギャラ飲みをしたら確定申告しなければならない
今回、詩織さんはギャラ飲みアプリを利用してお金を稼いだにもかかわらず、税務申告していませんでした。このように、ギャラ飲みで稼いだお金の税金を申告しないのは違法です。アプリを通じてギャラ飲みに参加した場合、稼いだお金は「所得」となって所得税がかかるためです。
詩織さんのようにギャラ飲みで月収100万円以上にもなっていたら、かかる税金の額も大きくなってきます。無申告にしておくのは極めて危険といえるでしょう。
ギャラ飲み・パパ活でかかる税金の種類
ギャラ飲みやパパ活でかかる税金にはどういった種類のものがあるのでしょうか? 以下で見てみましょう。