減少する最終処分場。追い風が吹く上場企業はどこ?

廃棄物の処分には限界があります。環境省の「環境・循環型社会・生物多様性白書(令和4年版)」によれば、最終処分場の残余容量は低下傾向にあり、2019年度では2005年度と比べて一般廃棄物で約24.8%、産業廃棄物で約17.3%減少しました。

【最終処分場の残余容量】

 

環境省「令和4年版環境・循環型社会・生物多様性白書」より著者作成

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減少し続ける最終処分場の容量を考えれば、廃棄物の減少は喫緊の課題です。リサイクルを手掛ける業界にとっては追い風となるでしょう。投資すれば利益のチャンスがあるかもしれません。

以下にリサイクルに関連する主な上場企業をまとめました。自社でリサイクル事業を行っている企業を「リサイクル」、廃棄物の処理に関連する工場設備のメーカーを「プラント」と分類しています。

※エンビプロ・ホールディングスは2022年6月期、荏原製作所は2021年12月期、その他は2022年3月期

出所:各社の決算短信より

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。