2022年9月、広島銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「インデックスファンド225」の概要

広島銀行の9月ランキング1位は、「インデックスファンド225」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。9月の日経平均株価は下落し、同ファンドの騰落率も-6.92%となった。米長期金利上昇から米国株が下落し、日本株の上値も重くなったからだ。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。10月以降も日経平均株価が下落する場面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■インデックスファンド225  
基準価額 7,193円
信託報酬 0.572%(年率・税込)
純資産残高 2,217.77億円

<騰落率>
1カ月  -6.92%
3カ月  -0.96%
6カ月  -6.00%
1年    -10.51%

※9月末時点

全体を見て:インカムゲイン狙いのファンドが人気

広島銀行では、インカムゲイン狙いのファンドの人気が高かった。ランキング8位の「ニッセイオーストラリア利回り資産ファンド(毎月決算型)は、豪ドル建ての多様な利回り資産(国債、州政府債、社債等)に投資し、配当収益の確保をめざす。9月は-4.9%のマイナスリターンとなったが、同ファンドの平均最終利回りは4.88%と高く、インカムゲイン狙いの投資対象として魅力が高い。10月以降も広島銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■ニッセイオーストラリア利回り資産ファンド(毎月決算型)
基準価額 3,838円
信託報酬 1.716%(年率・税込)
純資産残高 90億円

<騰落率>
1カ月 -4.9%
3カ月 -1.8%
6カ月 -6.3%
1年     5.9%

※9月末時点