2022年9月、七十七銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

七十七銀行の9月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。9月の日経平均株価は下落した。米長期金利の上昇を嫌気してS&P500種株価指数など米国の主要株価指数が年初来安値をつける中、日経平均株価も売りが優勢になったからだ。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。10月以降も日経平均が下落する場面では、同ファンドに買いを入れる顧客が多いだろう。

■日経225ノーロードオープン 
基準価額 18,795円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2,350.72億円

<騰落率>
1カ月   -6.98%
3カ月   -1.07%
6カ月   -6.06%
1年    -10.70%

※9月末時点

全体を見て:「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」シリーズが人気

七十七銀行の9月ランキング上位には、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」シリーズが2つランクインしている。ランキング3位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。毎月決算型ファンドであるが、予想分配金提示型なので、基準価額に応じて分配金が変わるという特徴がある。9月は基準価額が下落し、分配金も8月の200円から100円に減配された。このまま基準価額の下落が続くようだと、分配金が出なくなる恐れもあるので注意が必要だ。

■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
基準価額 10,005円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 1兆7,530億円

<騰落率>
1カ月 -4.1%
3カ月  0.9%
6カ月 -8.3%
1年    -2.1%

※9月末時点