
資金流入額トップ(6カ月累計)は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」
6カ月累計(5~10月)流入額トップは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」だった。5カ月連続で首位だった「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーションファンド」は 3位に後退した。
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、米国の成長株に投資するアクティブファンドで、10月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.マイクロソフト 8.3%
2.アルファベット 8.0%
3.アマゾン・ドット・コム 5.7%
4.メタ・プラットフォームズ 5.2%
5.VISA 4.8%
IT・ハイテクなど成長株の多いナスダック総合株価指数は、10月に15,498.39ポイントで取引を終了し、過去最高値を更新した。同ファンドの10月末時点における騰落率も、以下のように好調だ。
1カ月 6.9%
3カ月 4.7%
6カ月 14.7%
1年 45.2%
そして、11月19日時点の同ファンドの純資産残高は、1兆5,000億円を超えている。高水準の資金流入が続いているので、11月も同ファンドが純資産残高トップをキープする可能性は高いだろう。
資金流出額1位(6カ月累計)は「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」
10月の資金流出額トップは、「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」だった。同ファンドは、次世代通信関連企業に投資するアクティブファンドで、10月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.キーサイト・テクノロジーズ(米国) 3.98%
2.ユナイテッド・マイクロエレクトロニクス(台湾) 3.71%
3.アドバンテスト(日本) 3.68%
4.ライトスピード・コマース(カナダ) 3.63%}
5.アナログ・デバイセズ(米国) 3.57%
そして、10月末時点における騰落率は、以下の通り。
1カ月 4.32%
3カ月 1.72%
6カ月 4.07%
1年 33.63%
ただ、過去のパフォーマンスは好調だが、資金流出が止まらない。同ファンドのような「テーマ型」の投資信託は、株式市場での旬が過ぎると売りがでる傾向にある。テーマ型ファンドは短期で取引する投資家も多いので、しばらく資金流出が続く可能性は高いだろう。