2021年10月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 

第1位「eMAXIS 日経225インデックス」の概況 

横浜銀行の10月販売件数ランキング1位は、「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、10月末時点における騰落率は、以下の通り。

1カ月 -1.9%
3カ月  6.5%
6カ月  0.8%
1年       27.1%

日経平均株価は、9月14日に30,795.78円の年初来高値をつけたものの、その後は下落。10月6日には27,293.62の安値をつけた。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。横浜銀行でも日経平均株価が下がる局面で買いを入れた顧客が多かったと考えられる。ランキング1位と3位は日経平均株価に連動するインデックスファンドとなっており、横浜銀行の顧客は日経平均株価に対する関心は高いといえる。11月以降も、同ファンドがランキング上位に入る可能性は高いだろう。

 全体を見て:インデックスファンドが人気

横浜銀行の10月販売件数ランキングでは、インデックスファンドが3つランクインしている。4位の「インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)」は、米国の「NASDAQ100指数(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンド。NASDAQ100指数とは、米国のナスダック市場に上場している企業のうち、金融業を除いた時価総額上位100社の株式で構成される時価総額加重型の株価指数である。同ファンドの10月末時点における騰落率は、以下の通り。

1カ月 8.60%
3カ月 8.85%
6カ月  17.86%
1年      51.0%

NASDAQ100指数は10月に過去最高値を更新して終了し、11月に入っても高値追いの展開になっている。11月も引き続き、同ファンドが横浜銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。