2021年10月、みずほ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「キャピタル世界株式ファンド」の概要
みずほ銀行の10月販売額ランキング1位は、「キャピタル世界株式ファンド」だった。同ファンドは、新興国を含む世界の株式に分散投資するアクティブファンドである。9月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.テスラ(米国) 5.9%
2.マイクロソフト(米国) 3.5%
3.フェイスブック(米国) 3.0%
4.台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(台湾) 2.9%
5.アマゾン・ドット・コム(米国) 2.9%
コロナショック前の純資産残高は1,000億円程度であったが、コロナショック後の2020年4月以降大きく伸びており、2021年9月末時点で2,000億円を超えている。11月に入っても米国主要株価指数が過去最高値を更新するなど、世界株式の状況は好調だ。来月以降も、同ファンドがみずほ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
全体を見て:外国株式ファンドが人気
ランキング上位には、外国株式ファンドが多い。2位の「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」は、新興国を含む世界の金融商品取引所に上場している株式に投資するアクティブファンドである。銘柄選定においては、企業の競争優位性や成長力だけでなく、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みも選定基準としている。9月は米長期金利上昇から米国株式が軟調。同ファンドは75.0%が米国株へ投資しているので、月間騰落率は-3.03%とマイナスだった。ただ、米国株式市場は10月以降に戻り歩調で、11月に入って過去最高値を更新している。11月11日時点の基準価額は13,170円と、9月末の12,408円から762円上昇している。来月も、同ファンドがみずほ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。