2021年9月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 

 第1位「投資のソムリエ」の概況

横浜銀行の9月販売件数1位は、「投資のソムリエ」だった。同ファンドは、国内・先進国・新興国の債券と株式、国内・先進国のリート(不動産投資信託)の8資産に分散投資し、「大きく負けない運用」を目指すバランスファンドである。2020年3月のコロナショック時にプラスリターンを確保したことで投資家の関心を集め、資金流入が続いている。8月末時点の純資産残高は約6,000億円で、1年間で約2倍の残高になった。米国株式市場は、インフレ懸念による米長期金利上昇によって不安定な相場環境になっている。安定的な収益が期待できる同ファンドへの注目はより高まると考えられるので、10月も横浜銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

 全体を見て:海外株式型ファンドが人気

横浜銀行の9月ランキング上位には、海外株式型ファンドが多い。3位の「GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズBコース(為替ヘッジなし)愛称:nextWIN」は、日本を含む世界各国の株式を対象にし、主にテクノロジーの活用・発展により恩恵を受けると期待される企業に投資するアクティブファンド。9月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。

1.マーベル・テクノロジー (米国) 3.2%
2.メルカドリブレ(アルゼンチン) 2.8%
3.キンディー・インターナショナル・ソフトウェア・グループ(中国) 2.7% 4.ハブスポット(米国) 2.5% 
5.ワークデイ(米国) 2.3%

 地域別構成比率では、北米が59.7%と最大。セクター別構成比率では情報技術が最も高く、71.5%となっている。9月中旬以降、情報技術といったハイテク株は、米長期金利上昇によって上値の重い展開となっている。9月末時点の1年リターンが45.77%と、これまで高いパフォーマンスをだしてきたが、米国株式市場が軟調な展開になっても、横浜銀行で同ファンドの人気が継続するかどうかに注目している。