2021年8月、七十七銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要
七十七銀行の8月販売件数ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。8月の日経平均株価は、20日に26,954.81円の年初来安値をつけた。しかし、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向がある。実際、8月16~20日には同ファンドに約63.6億円の資金流入があり、国内公募の追加型株式投資信託(ETF)で5番目の大きさとなっている。日経平均株価は8月下旬から上昇し、9月には3万円を突破している。9月のランキングでも、同ファンドが七十七銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。
全体を見て:「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」シリーズが人気
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」シリーズが3つランクインしている。1番人気が高いのは「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」で、同ファンドには、8月に924億円の資金流入があった。同ファンドの8月末の純資産残高は1兆2,540億円で、国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)の中でトップとなっている。アルファベット(グーグルの親会社)やマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど米国の成長企業に投資する同ファンドへの投資家の注目は高い。また、過去のパフォーマンスも、以下のように好調だ(8月末時点)。
1カ月 2.6%
3カ月 12.9%
6カ月 29.4%
1年 35.2%
9月に入ってもナスダック総合株価指数が過去最高値を更新するなど、米国成長株には買いが入っている。9月も、同ファンドが七十七銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。