2021年8月、三井住友銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダブル・ブレイン(ブル)」の概要
三井住友銀行の8月販売額ランキング1位は、「ダブル・ブレイン(ブル)」だった。「ダブル・ブレイン」は、最新の投資技術を用いたクオンツ(高度な数学・物理学を用いてマーケット動向を分析)運用を行うアクティブファンド。大きな価格下落のリスクを抑え、安定したリターンを継続してだすファンドとして投資家の人気を集めている。ただ、通常の「ダブル・ブレイン」ではリターンに満足できない投資家に向け、より積極的にリターンを目指す「ダブル・ブレイン(ブル)」を2021年3月に設定した。「ダブル・ブレイン(ブル)」の7月末時点における騰落率は以下の通り。
1カ月 9.0%
3カ月 17.0%
設定来 22.6%
「ダブル・ブレイン(ブル)」は設定来、一度も基準価額が1万円を割り込むことなく、安定的に高いリターンをだしている。好調なパフォーマンスが、三井住友銀行の顧客の注目を集めたのだろう。9月以降も、三井住友銀行の販売額ランキング上位に入る可能性は高いと考えている。
全体を見て:海外株式型ファンドが人気
三井住友銀行では、海外株式型ファンドの人気が高い。6位の「三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジなし)」は、NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。米国の株価指数を対象にしたインデックスファンドではS&P500種株価指数が人気だが、三井住友ではNYダウがランキング上位に入っている。同ファンドの8月末時点における騰落率は、以下の通り。
1カ月 1.0%
3カ月 2.6%
6カ月 13.3%
1年 24.3%
8月16日にNYダウは35,631.19ドルまで上昇し、過去最高値を更新している。好調なパフォーマンスを背景に、9月以降も資金流入が続くだろう。