2021年7月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ひふみワールド+」の概要
福岡銀行の7月販売件数ランキング1位は、「ひふみワールド+」だった。同ファンドは、日本を除く世界の成長企業に投資するアクティブファンドである。7月末時点における騰落率は、以下の通り。
1カ月 -0.77%
3カ月 4.24%
6カ月 16.84%
1年 40.90%
国別の組入比率では、米国が60.57%で最大となっている。同ファンドの純資産残高は1,684.05億円だが、運用会社のレオス・キャピタルの運用資産残高は、5月に1兆円を超えた。「ひふみ」シリーズは個人投資家の人気が高く、パフォーマンスも好調だ。8月以降も福岡銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
全体を見て:ランキング上位には外国株式型ファンドが多い
福岡銀行の7月販売件数ランキング上位には、外国株式型ファンドが多い。ランキング3位の「アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ」は、日本を含む世界の株式に分散投資するアクティブファンド。銘柄選定においては、環境や社会指向などの持続可能な成長が見込まれるサスティナブル投資テーマにもとづいて行う。同ファンドの7月末時点における騰落率は、以下の通り。
1カ月 1.0%
3カ月 4.0%
6カ月 16.4%
1年 40.5%
国別の資産配分では、米国が58.6%と最大になっている。米国株式市場は、8月に入ってもNYダウやS&P500種株価指数などの主要株価指数が過去最高を更新するなど好調。8月も同ファンドのような外国株式型ファンドの人気は継続するだろう。