2021年7月、七十七銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要
七十七銀行の7月販売件数1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンド。同ファンドの7月末時点における騰落率は以下の通り。
1カ月 -5.35%
3カ月 -5.58%
6カ月 -1.34%
1年 26.04%
日経平均株価は2月に30,714.52円の高値をつけたが、その後は上値の重い展開が続いている。同ファンドの7月の騰落率もマイナスになった。しかし、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。同ファンドの7月の流入額は242億9,000万円で、追加型株式投資信託(ETF除く)全体で8位の大きさだった。8月に入っても日経平均株価は上値の重い展開が続いているが、株価が下落する局面では同ファンドへの買いが継続するだろう。
全体を見て:「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」が人気
7月は、NYダウやS&P500種株価指数などの米国主要株価指数が過去最高値を更新。そして、七十七銀行では「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」が2位と4位にランクインしている。同ファンドは、持続的な成長が期待できる米国企業に投資するアクティブファンド。A~Dの4つのコースがあるが、Dコース(為替ヘッジなし・予想分配金提示型)の7月末の純資産残高は1兆1,577億円となり、追加型株式投資信託(ETF除く)の中でトップとなった。米国株式市場は、8月になってもNYダウやS&P500種株価指数などの主要株価指数が過去最高値を更新するなど好調だ。同ファンドへの買いが継続している可能性は高いだろう。